あわわわ、気付いたら更新が1ヶ月滞ってました。
いかんいかん、最低でも月に3回くらいは更新しないとと思ってたのに…(>_<)
でもその間決してサボッてた訳ではありませんのよ!
ていうより、むしろ必死に制作やっててウェブまで手が回らなかった感じです。
そしてその甲斐あって、『アンタの妻は堕ちている。』のシナリオ最終稿と、各イベントシーンのラフ画像が、先日ようやく完成致しました~ッ!\(^o^)/
シナリオ決定稿はテキスト+、場面転換や演出用のスクリプトの書き込みまで全て完了してます。
ラフ絵の方はメイン画像に加えて、ポーズや表情変化が入る各差分も全部描き終えました。
ただまぁ、上に載っけたサンプル↑はラフっていうよりもう下描きに近い、一番ちゃんと描いてるヤツで、他は顔のアタリ取るのに○に十字だけ、みたいなのが大半なんですけどね(^^;
でも絵を描く作業において、○に十の顔に藁人形みたいな手足だけのラフでも、あるとないとでは大違い(当社比)なんです。
ポーズやカメラアングルが一旦決められれば、あとはそれに合わせて人物の輪郭を「削り出して」いく工程に入れます。以前Twitterでどなたか呟かれてましたが、「0を1にするのは、1を100にするより大変」なんですよね。
ときに………こうした構図キメのためのラフ絵を描いてみて初めて実感できたことの一つに、画角決定のムズさってのがありました。
昨今では16:9のワイド画面が主流なので、制作当初はあまり深く考えずにそれに合わせてエンジン部分も作ってったんですが、いざ絵を入れようとすると、特に人物が立ってるシーンなどはこの横長画面にしっくり収まるアングル決定に毎回悩まされるんです。
未だにゲームやCG集において4:3の画角を採用されてる作者さんも多いですが、こうして自分で描いてみるとなるほどな~と頷かされましたね。
その結果、今僕は描き始めの段階では画角についてはごくごく緩~く意識だけしながら大きな枠で全身ポーズを描いておいて、その後必要部分をトリミングするような描き方をしてます。
たとえばこんな感じで。
コレなんか一番分かり易い例です。
このブルーの画角枠が、当初描いた全身像に対して90度回転して縦方向になってたり、斜めに傾いだ状態になっちゃってるヤツ、むしろそっちの方が大半ですね。
実写に例えれば、ハンディカメラで水平出しを無視して、場面場面でカメラを傾けながら撮影してる感じです。
あと人物の輪郭に色んな色使ってるのは、ボディパーツが重なり合った部分なんかでデッサン崩れ避けるための工夫で、各色はそれぞれ別レイヤーに描いてます。
あらゆる部分でデジタルツールのサポートに完全におんぶにだっこして貰いながら、下描き段階から全部液タブでガシガシ描いてます。
このような画角の決め方にせよ、レイヤー使いまくった下描きにせよ、絵の描き方としてはきっと邪道かと思われますので、決してお奨めは出来ません(^^;
僕は絵師としてプロになる野心はありませんので、とにかく結果的に出来上がる絵のクオリティが上げられるんなら、使えるモンはトレパク以外ならw何でも使って引き上げたるワイ、という開き直りの精神ですハイ。
…さて、『つまおち』進行の本題に戻しまして。
ラフ絵が決まれば必然的にメイン画像と差分の枚数も決定………する筈でしたが、、、スミマセン、そこはもうちょっとお待ちください(^^;;;
最初シナリオにスクリプト埋め込む時に、調子に乗って後先考えずバンバン新規シーンや差分をブチ込み過ぎて、「アンタ一体何年かけて描くつもり?」て自問自答するような状態に陥ってたのを、
今回実際にラフ絵を描きながら現実的な枚数に絞り込んでいったのですが、それでもまだ絞り切れてなくて。
現時点で主画像は(手や顔だけのや小道具のアップなども相当数含めてですが)130枚、差分合計が770枚(@~@;
これに更に、背景画の中に埋め込むタイプの絡み画像(私が「VENUSアングル」と呼んでるヤツ)なんかを加えると更に枚数増えます。
しかし正直なところ、今の僕の画力でこの枚数設定は「身の程知らず」だと思われます。
なので、これからラフ絵をベースに下描き作業を本格的にやっていく過程で、最終的には主画像100枚内、差分合計で500枚台くらいまで更に絞り込むことを予定しています。
と、そのような次第で、まだまだ先の長い暗夜行路が続きますが、今のところ音を上げて諦めるような気配はなく、黙々とパンツァー・フォーを続けておりますので、どうか気長にお待ちくださいm(_ _)m
ぼちぼち自分の中で「ココまでに完成させたい!」という目標ラインは産まれてきてるんですけど、正直まだ自信ないので公的にブチ上げる勇気は持てません(^^;
何せ今回の脚本スクリプト&ラフ絵の工程自体、最初は8月完了を目標にしてましたのでね~(^^;;
いや~、自分の好きが昂じてやってるコトとはいえ、こりゃホント大変ですわ>同人制作。
何年にもわたって複数作品をリリースしておられる諸先輩方のバイタリティにはホント頭が上がらないです。いやホンマ、物凄いですよ皆さん(@_@;;;