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『躑躅色の記憶~つつじいろのきおく~』スクリプト完成!だがしかし…

時間が経つのが本当に早いですね。。。前回投稿からもう1ヶ月以上空いてるとは思わなかった。。。

表題のとおり、『躑躅色の記憶~つつじいろのきおく~』のスクリプトがよ~~~うやく、出来上がりました。
出来上がりはしましたが、、、しかし、、、色々と予定外の状況になっていて、ちょっと弱っちゃってます。。。(^^;


最初にシナリオ書き上げたのは3月半ば。

本作は“htmlを使用したノベルゲー風CG集”という新しい試みをやってみようということで、ソースコードの組み込みを開始したのですが、
「もうシナリオは出来上がってる。
あとはhtmlテンプレートに放り込んでいくだけだから2週間もあれば出来るだろう」
とタカを括ってたんです。

ところがやりだしたら僕の悪い癖で、ページ遷移のトランジションだとか擬似的なアニメーション効果だとか、凝ったギミックを組み込み始めてしまった。

更にそうやって手を掛けてスクリプトを組んでる内に、シナリオも書き上げた当初から距離を置いて眺めるようになってきて、
「ココちょっとダメだ修正…」「ソコもうちょい加筆した方が…」
…なんてやってる内に、当初書いたシナリオとは全然別ルートの展開が頭に浮かんで、どっちがイイんだ?…と悩み始めたら作業ペースが更にダウン……

最終的に、後から浮かんだ方を採用してシナリオ後半を大々的に書き直したりしてたら、アッと言う間に2ヶ月過ぎてしまいました。


一言で言えば、割と現実にありそうな穏当なエンディングだった第1稿から、より過激な内容に振ったのが第2稿なのですが、このシナリオ変更はぶっちゃけ完成した今でもまだ迷いが残ってます。

一時はマルチエンディングにして両方組み込んでもうたろか……とすら考えたのですが、このお話に関してはそういう“逃げ道”は付けたくなかった。どっちに行くにせよ、登場人物たちの運命は作者の手で決め打ちにしてしまいたかった。

その意味で、最初の第1稿に対しては「産んであげられなくてごめんなさい」的な気分が今も若干尾を引いています。。。
(このあたりのニュアンスは本編プレイして頂ければ、多少感じ取れるかもしれません)

その代わりにといっては何ですが、完成した第2稿の方はストーリー&エロとも、作者的にはかなり気に入った出来映えになっております!d(・ω・)b
最初に告知していた「昼メロや素人投稿サイト的なドロドロしたシリアス18禁展開」には、より一層磨きがかかっていると思いますのでお楽しみに!

『つつじいろ』登場人物のキャラ原案ラフです。

本文テキスト容量は420KB(Unicode) 文字数15万。
S-JIS変換したら290KB程度でしたので、思ってたほどの容量じゃないですかね。
(それでもCG集としてはいささかボリュームオーバーですが…)



……さて、ここから言い訳といいますか、マイナス愚痴モードとなります…(-ω-;

冒頭「色々予定外で弱っちゃってます」と書きましたが、その筆頭が、この作品をリリースする当初の目的がどう考えても達成困難になっちゃったコト。
最初の6月中リリースの構想では、もうぼちぼち発売予定日の告知でも出せてなきゃいけないはずが、ようやっとスクリプト完成まで届いた現状……

さらにストーリー改変に伴って描きたいCG枚数が膨らんで、出来る限り抑えようとしたんですがそれでも基本画像が50枚超、差分が400枚超。
とてもじゃないけど、『つまおち』完成までの繋ぎのショートリリーフって容量じゃない。

どんなに早くてもまだ半年はかかりそうで、下手すりゃ年内リリースすら危ぶまれます。
そんなに『つつじいろ』に時間をかけてたら『つまおち』もそれだけ遅れるし、
更にもっと明け透けな話をしちゃえば、ここんとこロクに表仕事もせずに同人制作ばっかやってて、そんなに先まで資金繰りがもたない!(>_<)グヒー

そんなこんなで、かなりアクロバティックな解決策を現在あれこれと画策しておりまして、近日中に当ブログでも告知していく予定ですので、
そちらの方も、あんまり期待しないでご期待くださいヽ(>ω<)ノ


『つつじいろ』ブラウザベースCG表示エンジン「紙芝居(仮)」が出来ました

先日、次回作『躑躅色の記憶 ~つつじいろのきおく~』の構想発表した時に、

html5ベースでブラウザ表示前提の本編を作れないかなぁ、と。(連番静止画の方はPDF等で同梱する形で)
画像切り替え時のちょっとしたフェードイン・アウトとか、ノベルゲーに似たクリック対応の段階的テキスト表示、右クリック等でテキスト表示/非表示切替くらいのことが出来ればイイかな~、と。

というようなことを書きましたが、その後本編のシナリオがほぼ完成し、じゃあちょっとそのCG集表示エンジン作ってみっか、と先週ガチャガチャやっとりまして。
昨日あたりで、まぁ基本的にはコレでOK、というレベルまで出来上がりましたので、シナリオの冒頭部分を使用してデモを作ってみました。
(ただ、まだ本作用の画像は一枚もないので、背景はグレーのベタです…)

『躑躅色の記憶 ~つつじいろのきおく~』テストデモ

縦書き・横書き混在可能で、ページ遷移の時にフェードイン・フェードアウトも出来るようにしました。
また目次ページを表示して、鑑賞中に別の章にジャンプできるようにもしました。

中身は完全なWebコーディングですから、html5/css3/JavaScriptを使ってやれることは何でも出来ます。
試しに『オレかの』で採用したJOKS(邪魔な男は消してしまえ)機能を組み込んでみました。これもデモの最後のページに入れてありますので、遊んでみてください。

ある程度フレームワーク的な作りにしてますので、本格的なWebコーディングは難しいという方でも、簡単なhtmlさえ書ければ、テンプレートに従って組んでいくだけで使用できるエンジンにしてあるつもりです。
もしご興味おありの方おられましたら、無償でお分けしますのでお声掛けください。


ひとつ残念なのは、このWeb構成のシステム、iOSやAndroidではデバイス内に保存して直接開くのが難しいみたいなんですよね~。

それさえ出来ればクロスプラットフォーム自在な制作環境が構築出来るんですが。。。
何でWebサーバからのhtmlは開けるのに、ローカル保存したhtml開けねーんだよ全く…

フリーで公開するだけならデータ本体をWebサーバ上に置けば済むんですが、
有償配布するとなると、会員登録システム作って、SSL(https)認証を取得して、決済代行会社の審査通して、、、と大仕事になっちゃいます。

DMMさんやDLsiteさんがプラットフォーム提供してくれないかなぁ…


さて、こういうのはあくまで余技で、肝心なのは本編の制作です。

たとえばBGMや音声機能だとか、ページ遷移のトランジションだとか、エンジン強化のアイデアはいくらでも出てきますが、今回必要なのはあくまでCG集の表示用途です。今の状態でそれに必要な機能は揃ったと考えて、エンジン開発はひとまずここまでにして、シナリオのページへの落とし込みをこれからやっていきます。
出来れば今週=今月中にはそれを終わらせて、来月頭からはひたすらグラフィックに集中したいですね。

で、その肝心の本編のお話の内容ですが、、、

色々宣伝方法も考えてはみたのですが、今回はストーリーについてはあまり情報を出さない方がいい内容かな…という気持ちがありまして。

グラフィックについては、ネタバレにならない範囲で18禁のも含めてどんどん公開していく予定ですが、
お話についてはあらすじ紹介や体験版等も出さないで、いきなり本編をドン!とリリースする方向でいこうかなと。

なので漠然としたことしか申し上げられないのですが、前回のブログにも書いたとおり、現実的な生々しいお話です。
シナリオ書き上げてからもう10日ほど経って、多少醒めた客観的な目で読み返してみても割と出来映えは気に入っていて、作者としては手応え感じておりますのでどうかご期待ください。
読み終わった後、ご自身の彼女や奥さんをチラ見しながら「ひょっとしたらコイツも俺に隠れてアンナコトやコンナコトを…」みたいな猜疑心&イヤ~な読後感を抱いて頂けるように、頑張って作ります(^m^)


新作『躑躅色の記憶 ~つつじいろのきおく~』作成中

1ヶ月ぶりのご無沙汰でございます。

実は、、、現在『つまおち』と並行して、新作の制作を急ピッチで進めております。

そんなことより早よ未完成品を完成させんかい!…とお叱りを受けるのも覚悟しておりますが、ちょっと止むに止まれぬ事情が出来まして。

僕の現在の本業はフリーランスのWeb制作なんですが、ここ数年お世話になってたメイン取引先の制作会社が年明け早々に倒産いたしましたm9(^Д^)プギャー
僕が同人制作に力を注ぎ込んで『オレかの』をひとまず完成まで漕ぎ着けられた大きな要因には、この制作会社が支えてくれた収入面の安定というのもあったんですね。
それが無くなった。さぁ弱った。当面食い繋ぐくらいの蓄えはあるにしても、心身ともに落ち着いて『つまおち』の制作に集中できる状況ではなくなっちゃったんです。

昔やってたランサーズとかクラウドワークスでの拾い仕事を再開するしかないかなぁ…と一時は考えてたんですが、経験的に言ってあの手の低単価のやっつけ仕事を始めると、その間は他のことに手を付けるのが難しくなります。下手すれば自転車操業で脱出困難なラットレースに突入する危険も低くない。同人制作のための収益確保が、逆に同人制作の道を閉ざしてしまう懸念すらあります。それだけは絶対に避けたい!
あのデジタル蟹工船ですり潰されるくらいなら、いっそ大好きなエロ同人を単発リリースして糊口を凌ぎながら、メインの『つまおち』の完成を目指した方がマシじゃないか、と、いよいよ常軌を逸した考えに脳内が支配されるようになっていきましたm9(^Д^)プギャー

それで大急ぎで、モノクロ数十ページの読切マンガのネームを数日くらいで切って、2月からその執筆に取り掛かっていました。


ですが無理して捻くり出した作品にはやはりどこかに無理があって、いざ描き始めてみるとどうも興が乗らない。。。
はてさて弱ったねぇ…と気分転換の散歩に出かけたところで、ふと取り留めなく子供の頃のとある思い出が脳裏をかすめまして、そこから一気に、とても良からぬ妄想が頭の中にブア~ッと広がっていきました。

それは僕自身にとってもかなりショッキングな妄想だったのですが、逆にとてもエロくも思われ、もういっそのことこの自分の恥部を晒して一本の作品にしてやれ、と、どんな表現形式にするかもまだ全然決めないまま、ひたすらテキストを認め始めました。
データはクラウドに置いて、昼はモニター上に展開してキーボードを叩き、朝夜は布団に寝転んでスマホをフリックして書き続けました。

それがつい先ほど脱稿。
今チェックしてみたら最初の一行を書き始めたのが2月26日。そこから今日まで約20日で、420kbほどの小説もどきが出来上がりました。

途中、このお話に一番適した形式は何だろうと考えたら多分CG集かな~、となって、かなりの部分はそれに即した表現に修正しながら進めてきました。
なので今の時点で既に半分以上はCG集用のシナリオとして機能するものになっています。
多分あと数日の間に全体がCG集シナリオとして完成できるかと。


正直に言うと、僕は現在オンライン18禁同人のメインストリームになっている「CG集」と呼ばれる形式に、長年違和感が捨てきれなかったんです。
ゲームを作るには大変過ぎ、マンガを描くのは手間がかかり、ノベルではマーケット訴求力として難しい。そうした制作者側の有象無象の事情から来る妥協が皺寄せのように集まって成立している「その他よろず」な表現形態、そういう印象が否めない気持ちがありました。

ですが自分自身がこういう切羽詰った状況に置かれてみると、今の自分、そしてこの作品に、これ以上最適な形式は無いな~、とも思わされました。
上述した「よろず」な煮え切らない特徴が、同人制作の敷居を下げて多くの制作者を広く受け入れてくれているということも痛感しました。

シビアに言えば400kb超ともなれば中編小説1冊分くらいは十分ボリュームありますから、CG集よりもノベルゲーの方が向いてるんでしょうが、スクリプト組んで、音声入れて、BGM入れて、、、とやってられるほど、今の僕には猶予がありません。
してみるとCG集…ていうか、デジタル紙芝居ですね、これしか選択肢は考えられない。

そんなわけで、とにかく急ピッチで制作を進めて次回作はCG集としてリリースします。
グラフィックについても『オレかの』ほど差分を追及する方向でなく小説挿絵のような考え方で組んでいき、また特に塗りについては労力軽減のためアニメ塗り寄りのシンプルな方向を意識するつもりです。
(…とは言うものの…実はエロ絵のアニメ塗りって言うほど簡単じゃないんですけどね…しっかりしたデッサンからの陰影の単純階調化が必要で。だからどこまで上手く出来るかまだ分かりません。デッサンドールの撮影や3DCGからの陰影の拾い出しなど、出来ることは何でもやってみるつもりです)


ただ、単に静止画像フォルダだけでリリースするより、もうちょっとゲーム寄りなアプローチでお見せできれば、という気持ちも残っています。

冒頭書いたように僕は一応Web関係のコーディングはそこそこ出来るので、html5ベースでブラウザ表示前提の本編を作れないかなぁ、と。(連番静止画の方はPDF等で同梱する形で)
画像切り替え時のちょっとしたフェードイン・アウトとか、ノベルゲーに似たクリック対応の段階的テキスト表示、右クリック等でテキスト表示/非表示切替くらいのことが出来ればイイかな~、と。

この形式ならMacやiPhone、Android端末、タブレットなどプラットフォームを問いませんし、
当初は挿絵的な枚数でリリースしたグラフィックに後々差分を足していくとか、場合によっては声優さんに声入れをお願いして、徐々にノベルゲーに近いところまで完成度を高めていくなんてことも出来るかもしれない。


肝心のお話の内容ですが、、、スミマセン、これはまだあんまり語れません(^^;

ただこのブログ記事タイトルに書いてあるように、作品名はほぼ決まっていて
『躑躅色の記憶 ~つつじいろのきおく~』でいこうかと思っています。
(漢字の読みがやたら難しかったので、平仮名の副題付けました)

何となく雰囲気が山文京伝先生っぽいですよね。はい、実際かなり意識してますw
山文作品に通じるような濃厚な大人のエロスを表現できれば、と考えています。

それと作中人物のセリフから、さっきラストシーンを書いてた時もこの曲が頭の中で鳴ってました。テーマタイトルみたいな感じで。

たぶん今はマライヤ・キャリーの曲としての方が知名度高そうですが原曲はこっちです。このお話のシチュ的には男性ボーカルのこちらの方が雰囲気が合ってますね。

あと書きながら少し脳裡に浮かんだのは『ヤブヌマ』シリーズや『妻陥落』なんかですね。


ヤブヌマ

ヤブヌマ2

妻陥落


あの手のかなり現実寄りな、昼メロが18禁になって思っきりエロに振り切ったような方向性の作品です。

制作動機には冒頭に書いたようなコマーシャル的側面も大きいですから、出来るだけ多くの読者様の手に取って頂けるよう、メジャーな娯楽作としての要素をしっかり押さえた作りを目指します。
『オレかの』では「実用性が足りない」というご指摘および自覚がありましたので、今回はエロシーンのねっちょりしたやらしさにも重点を置いて制作したいと思っています。

世間のあちこちのごくごく身近な場所で、ひょっとしたらあなたの彼女や奥さんにも実際にこういったことは起きているかもしれない。そういう身につまされるような淫靡なNTR作品となるように頑張って制作します。

キャラデザやシーンスチル等、出来上がり次第に追々情報追加していきますのでどうぞご期待ください(^^)ノ



追記です。(PM07:20)

本作の主要女性キャラのデザインとして、眼鏡をかけさせるかどうかちょっと迷っています。
そこで、Twitterの方でアンケート投票を募集しましたので、よろしければご協力をお願いいたします。