進行報告

………と銘打ってはみたものの…表向きにはあまり大々的に書くような進展は少ない今日この頃です(´。`)
とはいえ自分の中では凄く重要なステップを踏んでると思ってます。

先日の『ご主人さまにあ』のプレイで自分の書いたシナリオの未熟さを痛感し、今は大幅な校正・リライトと加筆をやっています。
手がけはじめていたシステムまわりの組み込みとグラフィック描きの方は、一旦ペンディングです。

僕は自分が書いた同じシナリオでも、読んでいて「いいね」と思える時と「ダメだね」と白ける時がバイオリズムみたいに行ったり来たりします。
初稿を書き上げた直後は一種の興奮状態で「いいね」のピーク、傑作をものしたつもりになって部屋の中でクルクル回ったりしてた訳ですが、
それから一か月も経って冷静に客観視できるようになってくると、まるで新人の持ち込みを冷徹に仕分けする編集者のように「あ~まるで使えませんねコレじゃ」と突きっ放したモードになってきました。

「NTR特有の焦燥感や痛みが全然伝わってこないじゃないですか? コレじゃ単なる脅迫レイプですよ」
「………仰るとおりです………」
「せっかく過去と現在という二本の時間軸で物語が動く構成になってるのに、それが全然活かされていない。無駄にややこしくて散漫なだけです」
「………ごもっともです………」
「アナタが描きたいモノって本当にエロなんですか? それとも中途半端なサスペンス小説の真似事がやりたいんですか?」
「……………エロが………描きたいです……………」

…と、こんな感じで自分の中で新人作家と編集者の対話、というより一方的な叱責が続いています。

でもまぁ一人でやってる以上、この自分の中での人格分離からの意見交換って、やっぱり凄く大切です。
とにかく今は「編集者」のお眼鏡に適うシナリオにするべく、うんうん頭を悩ませています。


ひょっとしたら寝取り男の属性は、当初の予定から劇的に変わってくるかもしれません。
僕の本来の性向からすると予想外の人物像が浮かび上がってきてるんですが、この物語の中でこのヒロインを寝取り堕とすならこういうヤツでなきゃダメだろう、的に必然的にキャラ像が変化してきてしまいました。
佐原ver.1アップ佐原ver.2アップ
「汚っさんNTR」は今回は見送りにするしかないのかな………

しかしこうなってくると台詞まわりや状況設定なども一部書き換えざるを得ず、
また更にこのメイン寝取り男が本来担うはずだったポジションを肩代わりさせる為に、別キャラの人物造形にも変化を加える必要が出てきます。
まるで掛け違えたボタンを順繰りに一個一個掛け直していってるような感じで正直ヒーヒー言ってますが、
今となっては初稿のままリリースに持っていくことは最早考えられないので、やるっきゃない!です。


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