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マッスる!

伊豆の美術解剖学者こと加藤公太先生@kato_anatomyのツイートを真似して、一昨日アップした自分の絵に筋肉の地図的なのザックリ描き入れてみました。

鋼の巨人?w

いざこうやって描いてみると今まで曖昧なまま描いてた箇所が自分でもよく分かったり。
間違えてるトコも随所にあるかもしれません。(三角筋と僧帽筋の合わせめの辺りとか微妙……)

 

ただ、ボディビルダーの写真を眺めてると、どの筋肉が働いたらこんな箇所にこんな陰影が出るんだ?って分からなくなる写真もちょくちょくある。
加藤先生が著名な彫刻や絵画の上に描かれてる筋肉地図を元絵と並べて見比べても、必ずしも体表の凹凸・陰影と筋肉の流れ・分布がキッチリ一致してるというわけでもなくて。

このズレはどこから出てくるんだろうな~……と、いくつかの理由を考えてみました。

1.筋肉の奥にある骨格からの影響

筋肉は腱によってその内部の骨に結節してるので、その骨の隆起が筋肉を通して体表の凹凸にまで影響与えることがある。
この影響は背中とりわけ肩甲骨まわりで顕著なような。(勇次郎さんでお馴染み「鬼の顔」ってヤツ)

広くて薄いお皿みたいな肩甲骨は、体の中では肋骨の上に単に乗っかってるような仕組みで上下左右に結構大きく自由に動き回れる。
それを四方八方から色んな筋肉が引っ張って背中のあの位置に留めてるけど、肩甲骨周りの筋肉群は割と薄くて小さいヤツも少なくないので、それらが折り重なった背中の凹凸は単純に解剖図に出てくる体表の筋肉のまんまにはならない。
いわば土台(肩甲骨)そのものが上がったり下がったり傾いだりする、その影響が上に被ってる筋肉を通して体表まで現れる。

そしてその動き自体が上に被さってる多くの肩甲骨接続の筋肉が収縮・弛緩することによって生まれてくる、その影響も加算されるので更にヤヤコシイ……という訳で二つ目の要因↓

2.どこの部位の筋肉に力が入ってるか

骨格を駆動するための随意筋は、基本的に力めば縮んで短く太くなる。
ポーズによって力んでる箇所が変われば、体表の凹凸・陰影にも当然その影響が出る。
マッスルコントロールに熟練したビルダーだと上腕二頭筋(力こぶ)の短頭側と長頭側で収縮し分けることも出来る(……よね、多分)

僕らが無意識に行動してる時でもそれぞれの筋肉のテンションは常に変化してるし、また同じ動き・同じポーズを取っても、人によって筋肉の使い方は異なっていてそれぞれの個性が出る。
(それ以前にそもそも筋肉の付き方や土台の骨格そのものが人それぞれで違うし)

なので一連の動作の途中部分を静止画でパシャッと切り取った際、その人その時々によって筋肉の表情は違っていて、全く同じってことはひとつとしてない筈。

3.筋肉の上に乗ってる脂肪の影響

筋肉と違って脂肪は不随意な軟体。折り曲がった部位の内側からはブニュッと溢れ出るし、オッパイなんかもそうだけど人が動けばタユンタユン、ポヨンポヨン、グニャングニャンとその動作に遅れて付いてくる。
この動きは物理法則に則っていて、脂肪の容量が多いほどまたその粘性が低いほど内側の筋肉とのズレは大きくなる。

じっとしてても弛んでくる脂肪によって体表の陰影は影響されるし、また素早く動けば筋骨と遅れて付いてくる脂肪とのズレは更に大きくなる。

 

……で、最終的に何が言いたいかというとですね……

結構適当でイイんじゃないの?

……ていうヾ(≧▽≦)ノアッハッハ

ヌードやらボディビルダーやらエロい絡み映像やらアレコレ眺めてても、一瞬一瞬のスチルだとその時々の光源の影響とかもあるしで割と謎な陰影が体表に表れてるケースって少なくないようにも思う訳です。
とすると写実性を高めた表現やタッチを目指すにしても、やたらと解剖学的な正確さを求めるより、ある程度から先は「それらしい」お気持ちが絵に表れてれば表現としてはそっちの方が正義かな~……とね。

だいいち自分が使わせて頂く側に回った時に「このオネーチャンのこの前鋸筋は間違いだ!ヽ(`д´)ノ」……なんてな理由でヌケなくなっちゃったら人生にとってロスの方が大きいですしね(゚∀゚*)アヒャヒャ


第2回作画反省会

前回のウザい連続投稿から気付いたらもう1カ月半を越えてるじゃないですくぁ!
自分じゃぼちぼち1カ月くらいかなぁ……と思ってたのに。

この間ちょこまかとコッチのブログに書こうかと思ったこともないではなかったんですが、基本ここには人様にはどうでもいい自前の日記みたいなコトしか書く気なくなってるので、
まぁど~でもイイか~とか、むしろ書かない方が賢明か~……みたいになっちゃって。


先日、前回の反省会のシリーズ投稿を改めて自分で読み直してみたんですが、文体のウザさはともかくとして結構イタいトコを突いてるな、とは自分でも改めて思って。
あそこに書いた5項目、未だに解決できてない問題も多いどころか、書いた本人も忘れて同じ轍を踏んじゃってるところも少なくない。
描いた絵を見ながらの反省会も大事ですけど、その反省会自体の内容も読み返してきちんとフィードバックループ回さなきゃいつまで経っても進歩はないよなぁと。

で、今回はこの画像をネタに、またちょっとやってみようかなと思います。

前の反省会で上げた5課題

  1. 顔の描き方が安定しないね相変わらず
  2. 髪の描き方も相変わらずヘタだ~
  3. ペン描きの線がキチャナイ荒っぽい
  4. 乳首の描き方が悪い意味で記号化されてる
  5. 手を描く時の出来不出来の差が激しい

の中から今回はピンポイントで、1.の顔描きと3.のペンタッチについて。


表示サイズに応じた顔の描き方について

上の画像全体をウチのメインモニター(1920×1080)に表示して眺めてる時、雪江の顔は縦寸が200pxくらいに圧縮表示されてる。

その状態で見た時(A)と、画像の原寸100%で見た時(B)、更に描いてる時のそれより更に数倍大きいサイズで見た時(C)で、印象がそれぞれ違ってくる気がする。
(A)

(B)

(C)

一番最後に載せた作画時画面の等倍表示(C)は表に曝すことを前提してない拡大表示だから色々キツイキチャナイ所あるのはしゃーないにせよ、
やっぱ大きくなるにつれて伝わるニュアンスは濃くなってくようには思える。

ここに紙媒体と違ってオンライン視聴ならではの問題が出てきます。

描き手の気持ちとしては等倍(B)でご覧いただくことを前提に描いてるんだけど、視聴者がモニターで観る時はページ全体を表示してパッと眺めて(A)すぐにページ捲って次行っちゃう人が一番多そうだから、せっかく表情しっかり描いても伝わらずにスルーされてしまうよなぁと。
特に作画も完全デジタルで、画面を拡大した(C)の感覚だけで描いてしまってると実際に観てる人(A)の印象とのズレが大きくなる心配が。
原寸(B)と縮小(A)で眺めても破綻しないように目配りしながら描かないと。だけどコレが結構手間を食う。

今回のこの画像に関しては、右目の涙をもうちょっと直したい。
縮小表示すると目にかぶり過ぎてて、なんか笑ってるようにも見えてしまってる。


ペンタッチとスピード感

上の(C)を眺めても分かるとおり相変わらずペンタッチが雑。

プロの漫画家さんのインタビューや作画動画なんか見ててもペン入れの時は息止めて一発でスーッと引く……みたいな真剣勝負感だしてる人も多いけど、それに比べて僕はシャシャッと短いストロークで投げ出すような描き方をしてしまってるので線がキチャナイ。

ベクターレイヤーで引く主線や輪郭線に関しては、もう描いた後から全頂点をイジッて輪郭や太さを調整し直すくらいの手間を掛けないとダメかも。

あとハッチング(とも言えないような小汚いシャシャシャって影付け)は、前回の反省会で当面描かない方向で行くって決めたんじゃなかったかね陰陽君?

……スンマセンすっかり忘れてました。

ちょっとだけ言い訳すると、今課題にしてるひとつに、スピード感をどう表現するかってのがあって。

このコマに関してはスピード線レイヤーも全体に載せてみたんだけど、暗い密室の中で男と女がグチョグチョとヤッてる重たい淫靡さを出すには余計だなって判断して最終的には消しました。
だけどそのグチョグチョ感はしっかり出したくて、特に会長がケツをグリグリ左右に捩じってる描写は大切で、

・ケツ周りへの移動ぼかし
・輪郭線を重ねてブレた感じを強調
・体に乗せた若干の手描きのスピード線
・一部の輪郭線に被せた跳ね線

……なんかをあれこれ使ってる間に、「線を丁寧に綺麗に入れる」っていう大前提がスッ飛んでしまってた。

この、スピード感と、綺麗な線の両立ってのが、なかなか難しくて。
スピード感はある程度勢いのある線の方が出てくるんですが、それをやろうとすると今度は雑さ汚さがタッチに混じり込んでくる。
色んな絵師さんの手法を研究したりしてますが、なかなか上手くいかないですね。
基本的に頭で考えても手の技術が付いてきてないという。

ハッチングの上手さエロさでメチャメチャ勃起させられたのはusaさんのこの作品ですね。

シズル感ちゅーんでしょうか、いや~スゲっすよ。

(……とはいえ真似しようっても一朝一夕に真似られるモノじゃないし、タッチや塗りの違いもあるからそのまま真似て自分の絵が良くなるとも限らんよな~ってのもまた難しいところではあるのだけど……)


制作室コソコソ噂話、ひとまず締め

描くたびに毎度このくらいの屁理屈は頭の中で付いて回ってるので、それを文章に起こすのはさほど大変じゃないのだけど、
こないなウ●コを垂れ流して良いものか……という迷いもあるので今後もブログでやるかどうかは何とも……。

  1. 手を描く時の出来不出来の差が激しい

    ちょくちょくツイートでも書いてるけど、現代は絵を描いたりその訓練をするには歴史上最強の時代だと思う。

    ほぼどんな作画対象でも検索すれば資料もお手本もハウツーも無尽蔵に手に入る。簡単に手に入り過ぎる弊害をあ~だこ~だ言う声もあろうけど、ごくごくシンプルに無いよりあった方がエエやんけ、と個人的には思う。
    あとは当人がやるかやらないかだけの話。

    手を描くのもそうで、基本誰でも作画資料持ってるこの素材も、昔なら自分の向こう側から眺めたアングルや利き手のポーズを描こうと思ったら鏡を使ったりそれでも確認し辛いケースもあったろうけど、
    今ならちっこいスマホをホルダーやクリップで摘まんで必要な角度で固定して、セルフタイマーで撮影すりゃどんな画角もポーズもそれこそ”手に入る”。
    男女や年齢や体格による差分修正の必要はあるけど、骨格的なフォルムは誰の手も基本同じ。

    ……にも関わらず……

    描き上げた時のクオリティがこうも安定しないのは何じゃろうな。

    たぶんこれもデフォルメ、記号化に関わってんのかなぁ……。
    上手い絵師さんの手の描き方を見ると、関節の表現の仕方や陰影付け、カメラに向かって突き出した指のパース表現など、手の描き方には絵師それぞれのデフォルメや様式美みたいなのが感じられる。

    僕はそういうのが持てるほどまだ頭の中にイメージのストックが出来てない、今まで描いた手の絶対数が足りてない。
    だから都度都度資料に頼って描こうとするんだけど、そうするとその資料の質やコッチの研究の精度、あと作画時のモチベーションだとかもっと単純に出来不出来の落差で、労力や時間を費やす割に完成度のブレが大きい。

    要するにこれまた勉強と経験、両方の不足。

    あと、この血管の描き方もなぁ……

    以前やってみた時は結構イイ感じになったと思ったので最近好んで使ってみてるけど、今回のはイマイチ~イマサンくらいで。
    チョロッと適当に鉛筆で線描いてエンボス加工すりゃそれらしくなるってモンじゃないよ。もっと丁寧に仕事せぃ!

とまぁなんか長々書いてきたけど、要するにいまだ未熟者なのだと。
なるだけ客観的に自己評価すると、ぼちぼち緑帯に欲目を感じてる黄帯……くらい……かな……
黒帯までの道のりは長い……。


制作室コソコソ噂話(4)

書けば書くほどコレやっぱブログで公開せずに私的なメモ書きにしといた方が良かったかなぁ……と思わなくもないけど、もう始めてしまったし。
同じように絵を描いてるどこかの誰かに「コイツ毎回こんなにメンドクサイこと考えながら描いてんのか~」と呆れられつつ、
もし何かの折に僅かばかりともご参考になれましたら幸甚に存じます。

  1. 乳首の描き方が悪い意味で記号化されてる

    一般的には「デフォルメ」、僕はちょくちょく「記号化」「象徴化」という言葉を使うのだけど、こいつはマンガやイラストなどポップでコマーシャルな絵を描いてる時には随所に出てくる。
    萌え絵の女のコのデカい目や殆ど省略される鼻、ネオテニー的なパーツ配置もデフォルメだし、オッパイや乳首の描き方も絵師それぞれ癖があって多かれ少なかれ記号化されてる場合が多い。

    コマーシャルアートの人物画は、写実リアリズムを原点として、それぞれの絵師ごとの感性に沿って拡散的に広がる記号化ベクトルのどこいらへんに落ち着き先を定めるかによって、個性・作家性が決まってくると言ってもいいかと。

    オッパイ絵に関しては絵師がどんなオッパイが好きかっていう性癖とも不可分で、僕の場合は中身がパンッと詰まった張りのある美乳に、若干パフィーニップルなほどほどサイズの乳輪と、興奮すると適度に勃起する乳首(トッピングに僅かな凹み添え)となる。

    乳首のデフォルメはベースフォルムを円筒で描く派と球形で描く派に二分できそうかな。
    僕は乳首の勃起を表現したいと思うので必然的に円筒ベースになってく。

    ……が、どうも今の描き方は自分で気に食わない。
    ピッ、ピッと簡単な線で描いてしまってておざなり感があるというか(これまたペン線画のヘタさも響いてる)
    角度や状況によってもっと色んなシルエットや見え方になるだろうに、と自分で描いた乳首を見るたび思う。

    要するにフェチが足りない
    その足りないところを悪い意味での記号化によって横着スキップしようとしてるから、こんな半端な出来栄えになる。
    もっとオッパイフェチ乳首フェチな他の絵師さんの表現方法を吸収したり、実物研鑽を積みたい物種w。


制作室コソコソ噂話(3)

今年はこんな世情でもあるし、年末年始もまったく関係なく普段どおりにやってようと思ってたのだけど、コッチがそのつもりでもアッチから何だかんだと押しかけてこられるとそうも言ってられませんね。
同人関係も大晦日あたりから不安定な進行になって、年明け早々からストレッサーε=(´へ`)

  1. ペン描きの線がキチャナイ荒っぽい

    この点については1つ前の「髪の描き方がヘタ」って投稿にもう半分くらい書いちゃったけど。
    元々ペンには苦手意識あって、液タブ買って完全デジタル移行してからも長らく線画はペンツールでなく鉛筆ツールでやってた。

    正直今でもカラーのゲームグラフィックは鉛筆ツール仕上げでイイんじゃね?と思わなくもないけど、
    モノクロのマンガの線は、濃淡が使える鉛筆の柔らかさとパキッとした強さが出るペンは一長一短という気がして、
    表現の幅を広げるためにも、と考えて『援交少女』1作目からマンガはペンツールで頑張ってる。

    ……けど、やっぱりまだ慣れない。

    僕は線画はベクターレイヤーで描いてる。
    描いた後から軌道修正や太さの調整は頻繁にやるし、ラティス(格子状)変形、顔のパーツなんかはアフィン変換(移動・回転・拡縮)も多用してミリ単位で表情を探ったりするからラスターだと劣化してしまう。

    ただ、こういうベクターを使った描き方は、ペン画技術のハッチングとは相性が良くない。
    ベクターは1本の線を構成するポイントのパラメータをいじって調整する。シャシャシャッと細い線でアミかけにして面の濃淡を表現するハッチングで、個々の線のポイント調整なんてやってらんない訳で。

    なので輪郭は基本1本線でクッキリピャーっと引かなきゃいけないのだけど、鉛筆やコンテを使ったデッサンばっかやってた僕はそういうデザイン的な輪郭描法自体が苦手だ。

    ……と書いてて自分で分かってきた。

    この先、ハッチングも多用した濃淡重視の劇画・絵画的なタッチに向かうのか、輪郭とベタのハイコントラストなデザイン性の高い絵柄にシフトしてくのか、
    (TPOで使いこなすとしても少なくとも1つの作品に対しては)どっちで行くのか絞らなきゃいけない、けど、今はそれを決められずにどっちつかずで描いてる。

    多分いまは苦手なデザイン処理まで一緒くたに考えるより、まだしも得意な方の濃淡を効かせた描法を磨いてった方が良さげ。
    (実際、陰影については水彩画的な薄墨で塗ってるのだし)

    輪郭線は濃淡の中に溶かし込む方向を意識して、細く。
    ベクターレイヤーに描くことは続けるとしても、それは頂点編集による線画の修正よりもラティスやアフィンによる領域変形の際の劣化回避を主目的にして。
    つまり線画描いてる時はベクターじゃなくラスターに一発勝負でペン入れしてる覚悟で線を引くべし。


    あともう1つデジタルで描いてるが故の問題。

    画面を自由に拡大・縮小表示できるデジタル作画では、デカいコマでもちっちゃいコマでも、描く時はそのコマや更にその中の特定の箇所を画面いっぱいに広げて描くことができる。

    これはすごく便利でデジタルの強みでもあるんだけど、同時に、輪郭線の太さが安定しない一因にもなってて。

    小ゴマを広げて描いてそれをページ全体サイズにまで戻してみたら主線が細すぎたり、逆にその感覚を引きずったまま大ゴマにペン入れしたら今度は太すぎたり。
    都度都度調整はしてるんだけど、あぁまた線の太さに統一感がないな~……と描き上げたページを眺めるたびにしょっちゅう感じる。

    これは……どうすりゃ解決するんだろうな……。

    画面を分割して、一方には描き込み箇所を拡大表示してペン入れ、もう一方のウインドウには常にページ全体を表示して、両方を見比べながら描くようにする、とかかなぁ。


制作室コソコソ噂話の続き

なんかちょうど半端なタイミングで年を跨ぎそうですが通常運転で続けていきます。

  1. 髪の描き方も相変わらずヘタだ~

    これに関しては、勉強不足ってのが第一。
    もっと色んな絵師さんの髪の表現方法を見て、学んで、やり方を研究しないと。

    今回はモノトーンのマンガで、特に黒髪の表現には未だに迷いまくってる。
    今は髪を塗り潰しておいて、その中にペンで白く髪の流れを描き込むようなことやってるけど、この方法には全く納得いってない。
    それでこのコマでは反射のテカリをより多めに描き加えてみたんだけど、やっぱり美しくない(むしろ雑味が強い)

    もっと突き詰めるとデザイン処理の問題に行き着く。
    暗部はベッタリ塗りつぶして輪郭のシルエットだけにして、立体感は観る人の想像力の自動補完に任せちゃった方が効果的な時も確かにあるんだけど、、、

    そういう手法が有効なのは画面全体をハイキーな対比でまとめてる場合で(大暮維人先生とか上條淳士先生とか)、今の僕のように画面全体に対してハーフトーンを多用する塗り方するのであれば、髪だけベタ的に処理したってまとまりに欠ける画面になっちゃいないだろうか。

    あと、これは次の課題の「ペン描きの線がキチャナイ荒っぽい」とも関わってくるけど、
    下描きの段階で軽くササッと描いた時の方がまだしもイイ感じなんだよなぁ。

    一本一本の髪が(お互いの静電気かなんかで)ある程度の束にまとまって、その束同士がさらに絡んで、全体の流れがフワッとした髪の量感やフォルムに繋がってく、そういう柔らかさは鉛筆の濃淡を使えれば比較的出しやすいんだけど、
    ペンで引ける線は黒ベタだから鉛筆のラフの上に描きだすと「硬い」感じになってしまう……。

    この点はペン使いの技術力不足も大きい。
    上手い人のペン画は、滑らかなカーブに沿って太さにも自然な強弱が付いていて、そこからブツの柔らかさもちゃんと伝わってくる。
    きっとそういう人は、手や肩に不必要な力が入ってなくて、ス~ッと一呼吸で生きた線が引けるんじゃないかなぁ……。
    僕はそういう熟練したペン先のコントロール技術がないので、鉛筆ラフの時のまんまにシャッシャッシャッと短い線を連ねるような描き方しか出来ない。

    1本の髪をS字状にうねった長いストロークで描くことがまだ出来ない。起点から毛先までを一瞬でビュッと手首を放り投げるような描き方で描いてるから、C字型の単一カーブになってしまいがち。
    だから描かれた髪質が硬質になって、針金みたいにも見えてしまう。。。


制作室コソコソ噂話はじめました

年の瀬も押し迫った折も折……

Ci-enやFantia, pixivなどの公的?SNSがメインになって、私的な自サイトのブログのうまい使い方が見つからないな~って感じですが、それらのサイトで公開した画像の自己添削というか反省というか、ひとりsessaゴッコみたいなのをヒッソリ書いてみようかな……と思い付きました。

どっちかというと人さまにお見せするより自分が後から読み返して復習するための手引きって感じですかね。
だったら公開でやらずにOneNoteなんかに書き溜めとけば良さげですが、ま、公開しちゃう方が気合入りますし。


そんなこんなで一昨日投稿した『援交少女2』p21コマでの反省点。

  1. 顔の描き方が安定しないね相変わらず
  2. 髪の描き方も相変わらずヘタだ~
  3. ペン描きの線がキチャナイ荒っぽい
  4. 乳首の描き方が悪い意味で記号化されてる
  5. 手を描く時の出来不出来の差が激しい
  1. 顔の描き方が安定しないね相変わらず

    同人始めた頃からの悩みなのだけど、特に女のコに関して僕には「こういう顔を描きたい」という理想形というか具体的な目標設定が定まってない
    アニメ的にデフォルメされた萌え顔にスコンと乗っかるのは違う気がするけど、さりとて劇画っぽいリアル顔でもなし。

    好きな絵師さんや漫画家さんの女のコの表情を見ていて「あイイなコレ自分の絵にも取り入れてみたいな」って思うことは良くあるんだけど、
    じゃあその人の女性顔を丸ッとお手本にして「真似ぶ」→「学ぶ」方向でしばらく行ってみます?と自問すると、でもココの描き方は僕とは違う路線だしあの角度は別の絵師さんの方がスキ……って、あっちこっちに「あイイな」が散らばる一方で道がさっぱり定まらない。

    で、手なりで描いてると元々デッサンとか写実系の似顔絵描いてた手癖がだんだん出てきて劇画チックな顔になってくのを、あぁいかんいかん、と軌道修正を繰り返してる。
    元々僕にとって絵は物語を伝えるためのツールであってそれ自体が目的で描いてるんじゃないので、商業価値を薄めてでも芸術を目指そうなんて志はまるで無いんだけど、向かうべき目標が自分で分からんままに描いてるから毎度毎度こうなっちゃうんだよな~。

    まぁそんなだから、↑こういうメンドイこと気にせず好き勝手に描けるオッサンが気楽で好きってのあるw
    男顔でもイケメン描くのは大してたのしかぁない。変な個性のあるどっか崩れた顔描くのがたのしい。

    美人やイケメンって造形的には理想型に収斂してくから、個性と両立させるのがムズいんだよな~。
    目鼻立ちの差別化でやってくしかないのだろうけど(髪型は反則w)、キメ顔だけなら何とか描き分けられても喜怒哀楽の表情を付け始めると、タレ目でも怒ればツリ目ぽくもなるし、おちょぼ口でも怒れば大口開けるし。
    そのへんの個性や表情の差分をガッと捉える顔描きの勘所ってのが掴めなくて、女性顔の描き方が不安定なのと裏腹の、二重のジレンマになってる。

超長くなりそうなので、2.以降は回を改めて……


配信サイトぶちぶち

絵的な局部修正にせよ、言葉狩り的な単語伏字にせよ、規制が日に日に強まってくる今日この頃でホント萎えますねぇ。

固有名詞は書かなくても分かり切ってるその筆頭の大手配信サイトに対して、僕みたいな泡沫同人が泣こうが喚こうが向こうは痛くも痒くもない訳ですが、
それでも何かしらイヤミのひとつくらいはカマしてやりたい……なんてことは全くこれっぽっちも考えておりません(反語)


既に『援交少女』の時に、黒ノリすだれ(通称ディケイド)修正はまかりならん!と言われて
「以前はモノクロ画はディケイドで通してたじゃねェかよケチ!」
などとゴネたりは一切せず、素直に全ページに渡ってモザ修正を掛け直してありがたくもご委託配信賜った次第でありますが、

その時も内心コレは創作側のワシが本来目指した表現から一歩後退した「劣化版」なのだから、お値段も引き下げるべきなのでは?……と考えたりしました。

でも、それだとわざわざアソコじゃなくて他の委託サイトで購入してくださる方々に対して、更に余分な上乗せ料金を課してるみたいで本末転倒ちゃうんかそれ?……とも思い直して見合わせたんですが。

しかしその後もあそこの検閲は酷くなる一方……ε=(_;
原因はあそこじゃなくて決済会社のプレッシャーだとか色々話は聞きますが(事実他の委託サイトでも表現規制は年々強まってきてるし)、でもあそこからは今日に至るまで、そうした動向に対して抵抗しようだとか、オンラインアダルトのトップに立つ者として防波堤の役割を果たそうだとか、そういう気骨めいたものは一切見えてこないし、むしろ先頭になってホイホイ媚びてるようにすら僕には見えてしまう。
ぶっちゃけ元々金になるからってエロもの販売から事業スタートして、同人もそのノリで後追いから資金力に物を言わせて成果を重ねてやがてトップに君臨し、今や語学にギャンブル投機に通信事業に水族館に終活……まさにおはようからおやすみからゆりかごから墓場まで手掛ける節操のない銭ゲバ国民の生活全般に貢献する大企業におなり遊ばしたあそこは、自社の得にならんと思えばきっとエロオタなんぞ何の遠慮もなく斬って捨てるだろうとも思う次第で。

で、いつ斬って捨てられるかもしれない木っ端エロ創作者のひとりとして改めておイヤミ申し上げますシェー。
他サイトとの差別化を図っておられるあちらサイトに置かれましては資金力に物を言わせてほぼ常時20%オフにてご配信頂いておりますが、ご購入検討時にはその割引分の劣化が生じているディスカウント価格版、とご認識いただければハイ。


本音を言えばあそこに頼らず他サイトでやってければそれに越したことはないんですけど。
でもウチの作風はオタク系・2次系というより、実写AVやエロ劇画なんかもご覧になるお客層への訴求が強く、おそらく購入年齢層も高めと思われるので、非オタ層を含めた広範な宣伝アピールが欠かせなく売上の主軸も圧倒的にあそこになっちゃうのが何とももどかしいところ。

最近はFantiaBoothをはじめ頒布ルートの多角化や先々の海外展開なんかも少しずつ考えたりはしてるのですが、今のところそっちはまだ成果に繋がってませんし、海外は海外で日本以上に締め付けられる表現も多いし、、、

あ~何でこんなメンドクサイ世界になっちゃったかなぁ……(;´Д`)


流され女と感覚センサー

またやくたいもないことを書こうとしている。

キッカケは先日リリースされた某作品の完結編なのだけど、今書こうとしてるのは作品そのものに対する興味や感想というより、ポータルサイトのコメントに多数出てくる「ヒロイン何考えてるか分からん」て感想についての所感。

あの感想コメント群を読む以前に作品そのものを読んだ時点で、僕にはあのキャラクター像は作者が意図してそういう人物として描いてるように感じられた(ていうか今でもそうとしか思えない)のだけど、その結果多くの読者がヒロインへの感情移入を阻害されて作品そのものへの評価を下げてしまうというのは、なかなか皮肉の効いたメタ構造になってるようにも思った。

僕が感じた作者の意図もまた仮想幻想に過ぎないのかもしれないけれども、もし「ヒロイン何考えてるか分からん」が「作者何考えてるか分からん」まで敷衍して作品自体への失望まで繋がってしまうとしたら、おそらくはそれは決して作者の本意ではなかろうし、作者と多くの読者の間に断絶というか乖離が生まれてしまっているとすれば作品作りの構想に何らかの計算の狂いがあったことも否定しにくい。


…なんてなことをつらつらと考えていたところに昨日目にしたサキュレント山野さんのCi-enブログ。

これを言葉にすることはかなり危険なことではある。
みさくら先生や山野さんがその危険に気付いてない筈はないし、それも重々ご承知の上で端的な言葉で表されてるからこそ刺さるものになってるのかもしれないけれども……僕は八方美人の根性無しなので、もうちょっとマイルドな表現を探してみる。

世の人の中には、他人の感情や思考について、とても細やかに感じ取ることをする人もいるし、そうした「目に見えない」事象には頓着拘泥しないでどんどん我が道を進み開いてくタイプもいる。
それはどっちが良い悪いではなく、個々の性格と自我の在り方としか言いようがない。

さらについでに言えば、その感度は鈍い鋭いの一次元でなくもっと多元的で、あることにはとてもセンシティブな人間が別のことには極めて鈍感だったりすることはよくある。人の心の感覚センサーの分布マップは指紋のようにひとりひとり違う。
SNS等で問題を起こすタイプの人にはこの分布マップがかなりエキセントリックに偏ってる人が多いようにも見えて、それが究極的なところまで行き着いてしまうとアニメ会社にガソリンぶち撒けるような鬼畜にまで至るのかもしれない。

話を戻そう。
人同士のコミュニケーションにおける感覚センサーがひとりひとりで違うということは、どんな人同士でも完全な意思の疎通というのはありえないということでもある。
出張ってるところと引っ込んでるところが割り合いと噛み合うタイプ同士もあれば、それが全くと言っていいほど合わなくて、わずかな接触点でしか意思疎通が叶わない人同士というのも往々にしてある。
「鋭い鈍い」という基準でいえば、これはマップの解像度ってことになるのかな。砂つぶのように細かい起伏でマップが出来てる(そういう領域が多い)人と、岩山のように大胆で荒々しい起伏の人が接触すると、それぞれがお互いを異星人みたいにも感じてしまう。
砂粒は時に自らの形を変えても相手の岩盤の中まで浸透しようと試みたりもするのだろうけど、岩盤にしてみればそんなトコまでチマチマ流れ入り込んでくる砂粒はうざったくてキモチワルイと振り払ってしまいたくなったりもする訳で。

もっとも、それなら砂粒同士なら上手く噛み合うかといえば、これまたそうとばかりもいかない。
一見互いに、あ、この人なら分かり合える、と思っても、砂が混ざり合うに連れて徐々に些細なお互いの差異を意識するようになって、それは時には岩盤タイプとの隙間以上に近くて遠いからこそしんどかったり、更には憎悪的なまでにキモチワルイ肌触りへと変容していくこともある。
斯くも人同士というものはヤヤコシイ。


で、やっとこさ冒頭に戻ってあのヒロイン像の話。
一般的な表現で言えば「流され系」。精神の内面が希薄で、それが故に肉体的な快楽を強く縁(よすが)にしてしまい、オサセ・サセ子の道へと突き進んでしまうニンフォマニアック。割と現実的にその界隈には少なからず実在するタイプのようにも感じられて、ああそうかこのコの行き着く場所はココかぁ……とスッと思えたのだけれども、それは別段僕が「鋭い」からではなくて、あるいは他人を昆虫か何かみたいに観察箱の外から眺めてる、かなり歪な感覚センサーマップの持ち主であるっていうことなのかもしれない。
一方で作中に入り込んで、現実に周囲にいる人たちと同様の感覚で作中人物と関わろうとした時に「コイツ何考えてるかサッパリ分からん」「こんな女全然魅力無ェ」「ヤリマンになろうがビッチ化しようがオマエなんか知ったことか」みたいになる人の方が、あるいは繊細で「鋭い」のかもしれないし。

まあもっとシンプルに「僕の欲望対象としてのカワイイを満たしてくれない女には興味が湧かない、ヌケない」て話なのかもなぁとも思えるけれども。そこはチンポ握りながらエロコンテンツ読んでる者として分からなくもなくて、あの作品がそういう用途にとって「実用的」であったかというと、その仕事は1作目で既に終えてたってコトなのだろうな、という一種の諦念みたいな感覚は自分にもある。あの作品に感じた面白さや興味は、それとはちょっとズレたところにあるとでもいうか。


さてさて。
じゃあ曲がりなりにも同人活動なんぞをしている我が身に多少なりともフィードバックして眺めるとコレどういうコトなんだ?……とも考えてみると。

どちらにしても僕自身が何か作品をものそうとすれば、こういう長文をダラダラと書き連ねるヤツの頭の中から出てくるのは避けようがないので、それが多くの人にとって面白いものになるかというのはかなり難題だなぁ……とは思わざるを得ないトホホ。
畢竟そこのところは、ひたすら「技」を磨くしかないのかなぁ……と頭を抱えたりはする。

今まで何度か「お前は考え過ぎだ」て指摘されたことあるんですけどね、でも世間には、僕より何十歩も何百歩も先まで踏み入って詳細な探索マップを作り上げてるなぁと感じられる方は、好きな作家や、いやさ身の回りの友人知人の中にもいっぱいおられるのですよ。
僕は元々はそちらの感度がかなり悪くて、何でこうも自分は周囲から疎まれるのだろう……と子供心に分からなくて、それをずっと考えてたのが思春期の頃だったような。つまりは先天的な素材としては「鈍い」センサーを何とか補間しようと、ちょっと「鋭い」フリをしてみせたがる、後天的に模造した紛い物だ。
僕なんか彼らの足元にも及ばない門前の小僧みたいなモンだとも常々感じる訳で、その程度のモノに向かって「考え過ぎ」などと言われてしまうと正直鼻白んでしまうというか、しかしこれこのまま進むと、ますます「僕はエロいコトしかやりたくない」の夢からは遠ざかっていってしまうのかなぁ……とビビったりもする。

でもやめない。鈍いから🤑


しさんうんよう

Twitterのタイムライン眺めてると、同人サークルの中にも結構やってらっしゃる方おられますね~。

表稼業の方でシステムトレーディング関連の開発業務に関わったことがあって、うまく行けば自分でも儲かるんじゃね?……てそこそこ勉強してチビチビだけど自己投資もやってみたコトあるんですが。。。

株式から始まって、信用取引、FX、あと先物オプションもちょっとだけやりました。
何だかんだでトータル5~6年はやったかなぁ。。。結果は……ほぼトントン。増えもせず減りもせず。話のネタとしては一番つまんねーオチでど~もスイマセン。

 


 

で、まぁそんでも一応その程度はやりましたって経験踏まえて個人的な見方ですけど、やっぱアレ向き不向きあるとは思います。
こう言っちゃ何だけど割とチョコマカと小狡く目端は効くタイプだから向いてんじゃない?って自分ではちょっとだけ変な夢抱いて始めたのですが、結果的に見れば僕にはムリでした。

もう四六時中アタマのどっかにある訳ですよ。
仕事してても、本やマンガ読んでても、ニュース見てもメシ食っても風呂入っても寝ても覚めても。
映画館だってコンサートだって終わったら即スマホの電源入れ直して相場チェックしたりとか。
忘れてるのはオナニーとセックスしてる時くらいなもんで。

当時はまだ同人やってなかったけど、ぶっちゃけ創作活動とは相性最悪だと感じます。
両方股にかけてやってたら病む自信あります。

 


 

その間投資で財を成した勝ち組の人たちにも何人かお会いしたことあって、同じ日本にこんなトコあんの?ってエントランスの廊下にギリシャ彫刻みたいなのが並んだ億ションとかも入ったコトありましたが、

皆さん安いフィクションに出てくるみたいな銭ゲバでもイヤな人でもない、話せばごくごく普通の感覚でお話ししてくださるんですが、それでもドコかこう……ヒトとしてのタイプが違うんだろうな~って感じる部分はありましたですね。

それで、あぁコリャ俺にはムリだ~……てなって、資金も全額引き上げてスッパリ撤退しました。

やめた時は数年にわたって頭の上に乗っかってた漬物石みたいなのがボロンと落っこちて見上げると青空が見えましたねw

 

運用資金そのものは殆ど痛まずに済みましたし、まぁ世界を広げるのに良い勉強させてもらったと思ってますが、
セミナーみたいなのも結構行ったし、関連書籍やら資料やら読み込んだり、自動化やシステム運用のためのプログラミングしたり、そのへんに掛かったコスト考えると、学んだコトと比べて見合う「投資」だったかは……ちょっとアレですね。。。

あの数年の時間と労力コストを別の方面、たとえばエロ創作に向けてれば……というムニャムニャした思いも今となっては無いでは無い。。。


【陰陽BLOG】

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