『私は絶対許さない』


どうもどうも。しばらくブログ更新の間が空いてしまいました。
年始早々の東京出張時に風俗で貰ったクラミジアで急性喉頭蓋炎を患い窒息死しかけて入院中の陰陽です(爆)

………て話がドコまでフィクションでドコから事実かは皆様のご想像にお任せするとして、、、

こういう書き出しをしたのは、今回ご紹介するこの本にもコレに酷似したリアルとフィクショナルの綴れ合いを感じてしまったからであります。

ウチのようなかなり二次元寄りで持ってきてるサイトに、こういう書籍モノ、それも実在の女性の体験記をご紹介するというのはどんなもんかな~、と散々迷ったのですが、
なんか読後感があまりにもあまりにアレげでナニがソレなのでやはり書いてしまうことにしました。


 NTRだのれい~ぷだのというモノは、性的ファンタジーの中にあるからこそ愉しめるのであって、
現実に起こったら胸糞以外の何物でもない、と常々皆さんよく仰るのですが、なんかね、この本読んでて、私ものすごく自分がそのあたりの境界線が曖昧なアブナイ奴なんじゃないかと危機感を抱かされたんですよ。

正直に書きますね。
僕、本書読書中、何度も勃起しました。

悲惨な強姦体験をした女性が手記を綴った、となると性的刺激とは正反対を向いた、大抵の男性はむしろシュンと萎えてしまうような、相対するジェンダーからの糾弾と指摘に満ちた社会的啓発的な著述と思いがちです。
僕自身最初にこの本を手に取ったのは、そういう自分の中にある抑圧された性的ファンタジーやリビドーとの向き合い方を、自分なりに見極めようとするマジメな意図も(まぁ一割くらいは)あったの。

だけども………中身実際読むとね………その辺の官能小説よりよっぽど官能的でした。

これがネットに溢れてる素人ご婦人作の妄想エロ創作の一つだったら、正直「別にどうってことない」と読み流すレベルかもしんない。
だけど「実話」ていう修飾が付くことで、非常に読み手を刺激してくる。もしそういう企画で練られたフィクションなら、僕は完全にこの葉子さんの掌の上で転がされてますわ。


マジメなジミメなメガネっ娘が、一昼夜にわたる集団レイプで処女喪失、そのことをきっかけに狭い地域社会からも家族からも孤立冷遇させられて東京へ逃れ、あの男たちに「復讐」するため「いつか殺す」ために自分の体を道具にして女子大生と風俗嬢の二足の草鞋を履く。
このあたりまで読んだ時点でワタシ「なんかコレ違う…」と感じてたんですが、、、描写がね、「暴力的な男の性を糾弾する」調子というよりは、「犯される女の悲哀感」の方を妙に醸していて…読みようによっては必要以上に煽情的なの。
いやもう「よくある話」っぽいだけに、逆にそれが「体験手記」という形で書かれていることに、なんか異様な説得力を持ってそそられてくるんです。

さてさて、そんでもって東京に出た彼女は面接に行ったヘルスの中●きよし似の店長に講習と称してキッチリ本番かまされたりしながら、やがておっパブで出会った、ルックスは良くない(もっとハッキリ書きますと醜い、僕の脳内イメージはガマガエル)けれども
「大丈夫だ。僕の手は君を優しく撫でるためにある」
↑こんなコト言っちゃう20歳年上のIT企業家に、なんと1年以上にわたって挿入ナシの手マン指マンで開発されまくり、とうとう最後は自分から
「お願いだから私の中に挿れてください、この通りです」
と哀願して、その後ほどなくこのカレシと目出度くご結婚、、、
、、、、、、デスヨ(´ ゚д゚`)

またそういう時のまた、この女性の心情吐露がまた、実にそそられるっつーかまたスケベっつーかまた。
それまで「男」に復讐するためだけに体を使ってきた、だから風俗やってても感じたコトなんかない、オーガズム?何それ美味しいの?つってた彼女が、
その「美味しいの」を徐々に教え込まれてくことに対してクリムゾンも真っ青の「くやしいくやしい」感を醸し出すワケです。

その結婚から数年を経て彼女は徐々に夫の異常性に気付き始め(そりゃ異常だよ、異常じゃないワケないじゃんこんなオッサンヽ(゚∀゚)ノアヒャヒャヒャヒャヒャ)、
その「男の支配」から逃れるために新たな道を模索し始めるのですが、、、それがまた何ともねぇ、、、、、、、、

………まぁそこから先は伏せておきます。。。


だけど、どです? ココまで読んでて?
正直マジメな気持ちでなく、エロい動機で読んでみたくなりません? この手記?

全編にわたって、性を拒否しようとするが故にそれに余計に執着してしまう倒錯的なマゾヒズム、そこから逃れられずに徐々に円熟し開かれていく女の体、てぇヤツがヒシヒシしていて、
この人はダンナに「おまえにはセックスの才能がある」て言われて、それがすっごいショックだったらしいんだけど、
あるある、ありまくりです。こんなオネーチャン現実に目の前にいたら男は誰だって(車椅子のオッサンだって)勃ちまくりますって!

文章が妙にこなれていて、プロのライターによるかなりのリライトもされてるんじゃないかという節も感じるんですが、
もしこの女性が実在していて、こうした内容と文章で本書が日の目を見ることを認めてるんだとすると、本書そのものが、彼女の旺盛な性的欲望を満たすためのプレイの一つですらあったのかもしれない。。。そんなことを思わせられる読後感でした。

しかもそのプレイの根底にも、やはり20年前に彼女をレイプした5人の男たちに対する未だに消えやらぬ執着と復讐心が「絶対許さない」とメラメラしてるのを感じるんですね~いや~怖いわ~。
レイプされた15歳の日に「神様の存在なんて信じない」と決めたこの女性が、「因果応報」なんてそんな甘っちょろい世間の摂理なんぞ信用してるってコト自体極めて疑わしい。
だから最後の彼女の5人の男たちに向けたメッセージは、そんな「神の手」なんかまるっきり期待してない彼女が、「どうせ糞田舎でシンナーやシャブに塗れて惨めな暮らししてるであろうアンタらに向けて、東京でこんなに綺麗になって生活にもセックスにも恵まれて人生謳歌してるアタシからのザマアミロ」なんだろうなと感じました。


まぁしかし、、、それにしてもですよ、、、、、、、、

コレが体験手記の形をとった官能創作でなくて、ホントにリアルな生身の女性の半生譚だとしたら、
アタシは冒頭に書いたように自分の性との距離感、その中におけるリアルとファンタジーの境界線が曖昧になってくるような怖さを禁じ得ないな~~~。

最終章で葉子さんのお祖母ちゃんが彼女に語る
「ひとは皆、唯一無二の奇形なんだよ」
という言葉を、噛み締めてしまう陰陽でありました。

こんな長いエロレビューを、ここまで丁寧にお読みいただいたアナタだってそうじゃないですか~~~?
一人でズリねたオカズにチンコ扱いてるだけで、本当に満たされてますか~~~?

あ~クソそれにしても喉が痛ぇあ~クソ●●の●●●のアケミのヤツめェェェ~!!!


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