制作室コソコソ噂話の続き

なんかちょうど半端なタイミングで年を跨ぎそうですが通常運転で続けていきます。

  1. 髪の描き方も相変わらずヘタだ~

    これに関しては、勉強不足ってのが第一。
    もっと色んな絵師さんの髪の表現方法を見て、学んで、やり方を研究しないと。

    今回はモノトーンのマンガで、特に黒髪の表現には未だに迷いまくってる。
    今は髪を塗り潰しておいて、その中にペンで白く髪の流れを描き込むようなことやってるけど、この方法には全く納得いってない。
    それでこのコマでは反射のテカリをより多めに描き加えてみたんだけど、やっぱり美しくない(むしろ雑味が強い)

    もっと突き詰めるとデザイン処理の問題に行き着く。
    暗部はベッタリ塗りつぶして輪郭のシルエットだけにして、立体感は観る人の想像力の自動補完に任せちゃった方が効果的な時も確かにあるんだけど、、、

    そういう手法が有効なのは画面全体をハイキーな対比でまとめてる場合で(大暮維人先生とか上條淳士先生とか)、今の僕のように画面全体に対してハーフトーンを多用する塗り方するのであれば、髪だけベタ的に処理したってまとまりに欠ける画面になっちゃいないだろうか。

    あと、これは次の課題の「ペン描きの線がキチャナイ荒っぽい」とも関わってくるけど、
    下描きの段階で軽くササッと描いた時の方がまだしもイイ感じなんだよなぁ。

    一本一本の髪が(お互いの静電気かなんかで)ある程度の束にまとまって、その束同士がさらに絡んで、全体の流れがフワッとした髪の量感やフォルムに繋がってく、そういう柔らかさは鉛筆の濃淡を使えれば比較的出しやすいんだけど、
    ペンで引ける線は黒ベタだから鉛筆のラフの上に描きだすと「硬い」感じになってしまう……。

    この点はペン使いの技術力不足も大きい。
    上手い人のペン画は、滑らかなカーブに沿って太さにも自然な強弱が付いていて、そこからブツの柔らかさもちゃんと伝わってくる。
    きっとそういう人は、手や肩に不必要な力が入ってなくて、ス~ッと一呼吸で生きた線が引けるんじゃないかなぁ……。
    僕はそういう熟練したペン先のコントロール技術がないので、鉛筆ラフの時のまんまにシャッシャッシャッと短い線を連ねるような描き方しか出来ない。

    1本の髪をS字状にうねった長いストロークで描くことがまだ出来ない。起点から毛先までを一瞬でビュッと手首を放り投げるような描き方で描いてるから、C字型の単一カーブになってしまいがち。
    だから描かれた髪質が硬質になって、針金みたいにも見えてしまう。。。


制作室コソコソ噂話はじめました

年の瀬も押し迫った折も折……

Ci-enやFantia, pixivなどの公的?SNSがメインになって、私的な自サイトのブログのうまい使い方が見つからないな~って感じですが、それらのサイトで公開した画像の自己添削というか反省というか、ひとりsessaゴッコみたいなのをヒッソリ書いてみようかな……と思い付きました。

どっちかというと人さまにお見せするより自分が後から読み返して復習するための手引きって感じですかね。
だったら公開でやらずにOneNoteなんかに書き溜めとけば良さげですが、ま、公開しちゃう方が気合入りますし。


そんなこんなで一昨日投稿した『援交少女2』p21コマでの反省点。

  1. 顔の描き方が安定しないね相変わらず
  2. 髪の描き方も相変わらずヘタだ~
  3. ペン描きの線がキチャナイ荒っぽい
  4. 乳首の描き方が悪い意味で記号化されてる
  5. 手を描く時の出来不出来の差が激しい
  1. 顔の描き方が安定しないね相変わらず

    同人始めた頃からの悩みなのだけど、特に女のコに関して僕には「こういう顔を描きたい」という理想形というか具体的な目標設定が定まってない
    アニメ的にデフォルメされた萌え顔にスコンと乗っかるのは違う気がするけど、さりとて劇画っぽいリアル顔でもなし。

    好きな絵師さんや漫画家さんの女のコの表情を見ていて「あイイなコレ自分の絵にも取り入れてみたいな」って思うことは良くあるんだけど、
    じゃあその人の女性顔を丸ッとお手本にして「真似ぶ」→「学ぶ」方向でしばらく行ってみます?と自問すると、でもココの描き方は僕とは違う路線だしあの角度は別の絵師さんの方がスキ……って、あっちこっちに「あイイな」が散らばる一方で道がさっぱり定まらない。

    で、手なりで描いてると元々デッサンとか写実系の似顔絵描いてた手癖がだんだん出てきて劇画チックな顔になってくのを、あぁいかんいかん、と軌道修正を繰り返してる。
    元々僕にとって絵は物語を伝えるためのツールであってそれ自体が目的で描いてるんじゃないので、商業価値を薄めてでも芸術を目指そうなんて志はまるで無いんだけど、向かうべき目標が自分で分からんままに描いてるから毎度毎度こうなっちゃうんだよな~。

    まぁそんなだから、↑こういうメンドイこと気にせず好き勝手に描けるオッサンが気楽で好きってのあるw
    男顔でもイケメン描くのは大してたのしかぁない。変な個性のあるどっか崩れた顔描くのがたのしい。

    美人やイケメンって造形的には理想型に収斂してくから、個性と両立させるのがムズいんだよな~。
    目鼻立ちの差別化でやってくしかないのだろうけど(髪型は反則w)、キメ顔だけなら何とか描き分けられても喜怒哀楽の表情を付け始めると、タレ目でも怒ればツリ目ぽくもなるし、おちょぼ口でも怒れば大口開けるし。
    そのへんの個性や表情の差分をガッと捉える顔描きの勘所ってのが掴めなくて、女性顔の描き方が不安定なのと裏腹の、二重のジレンマになってる。

超長くなりそうなので、2.以降は回を改めて……