「言霊が降りてくる」

作家さんが時々使われる表現ですよね。
不肖陰陽も、シナリオを書いているとそういう感覚に捕われる時があります。

ていうかむしろ、この感覚が無い状態で書いたシナリオは、大抵後から読み返すと消化不良で、「取って付けた」ような違和感を覚えて書き直しを余儀なくされることが多いです。

今回のシナリオでもこれまでに、作者としてはコッチに行こうとしているのに、キャラがそれに叛旗を翻したり勝手に別方向に進みやがったり、ということは何度となくありました。

でもそうした時は、むしろチャンスです。
その度に僕はそのキャラとじっくり向き合って対話します。こういう時は頭の中の想像上の人物に対しても、生身の人間と相対しているのと同じような感覚になっています。
会話してる間に、作者である僕自身予想もしていなかったその人の裏側や奥の方が見えてきます。「へぇ、あなたそういう事しちゃう人だったんですか?」「この人、過去に色々こっち方面の蓄積ありそうだなぁ」
そうした理解を元手に、時にはキャラと交渉や取引して自分の描きたい物語に合わせて動いてもらうこともあれば、場合によっては相手を騙してコッチのストーリーに無理矢理引きずり込むこともあります。

でも経験的にお話が一番面白くなるのは、僕自身がそのキャラに騙されてたと後になって悟らされた時です。

「あ~この人、こういう思惑でこういうコトしてんだろうな、言ってんだろうな………」
そう思いながらずっと執筆続けてたら、後になって僕が予想もしていなかった裏が隠されてたことに気付かされて唖然呆然……………。

こうなると大変です。
過去に書いたシナリオに戻って読み直してみると、アッチコッチに爆弾や落とし穴が見つかる。事と次第では大幅なリライトが不可避になってしまうこともあって滝汗です。

だけどそういう意外性が出てきた時というのは、間違いなくシナリオとしては大幅に進化した時だと感じます。
「このリライトをやり遂げればこのお話は絶対もう一段面白くなる!」
そういう確信的な手応えが感じられるから、書き直しが苦になるどころか、このフィードバックが続いている間は延々リライト欲が尽きなくて、逆にいつまで経っても完成!ていう達成感に到達できないのが悩みの種………。


…などという文章を今突発的に書いているのも、またぞろそういう状態に陥って「う~んどうすべぇ」と内心嬉しい悲鳴を上げているからなんですが……………

どうもヒロインの明日花チャン、僕には殆ど無かった方面の性癖があるみたいなんですよね………。
明日花ラフ2智樹と出会ったばかりの頃。当然この時はまだ処女です(^^)

作者としてはお客さんサービスも兼ねて多少その方面も…と少しストーリーを振ると、何だか異常興奮しよる(^^;
いや僕その気はないんで………と道を戻ろうとする陰陽の腕を引っ掴んで、もっとコッチ行きましょうよ~♥と誘ってきてる気配を感じるんです。
弱ったなぁ………どうしようかなぁ………。

こうやって少しずつ、作者自身がキャラ達に逆調教されて徐々にストライクゾーンが広がっていくんですかね。
それが色んな意味で良いコトなんだか悪いコトなんだか…………(^^;;
でもよくよく考えてみたら寝取られ自体も、似たような感じでイヤヨイヤヨモと開眼させられてしまったんだよなぁ………。

(ハッ!? 何だかんだ言いながら悦んでるの私? やっぱりドMなのかしら………?)


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