「乳を揉んだり、乳首を摘まんだりした時に、変形できるようにしたい!」

・・・と考えた次第です。

でもソフトボディダイナミクスなど手の込んだことはやりたくないなぁ・・・ってんで、Skin Wrap モディファイアを組み込んでみた。

やり方は簡単。

  1. 乳に大まかに合わせた球プリミティブを置いて、頂点が乳首の位置に合うようトランスフォームを合わせて。
    DazToMax_bust_skin_wrap1.png

  2. Edit Polyモディファイヤで乳首の形など作って。
    DazToMax_bust_skin_wrap2.png

  3. 反転コピーして、あとはこの両乳袋をコントロールオブジェクトにしてモデル側にSkin Wrapを掛けるだけ。
    DazToMax_bust_skin_wrap3.png

    これだけで、もうコントロールオブジェクトをラティス的に使用した乳変形が可能。
    DazToMax_bust_skin_wrap4.png
    コントロール頂点はこれ以上増やすと変形制御が面倒になるので、このくらいが上限かなぁと思う。
    まぁリアルの乳だってゲル的な脂肪組織の塊なわけで、僕の用途はあくまでアタリ用だからそんなにシビアな形状コントロールを求めてもしゃーないでしょうし。

  4. あとは、両乳球をCATの胸部ボーンの子階層としてリンクすれば良いのだけど、DazToMaxモデルの場合、parentはRibcage(肋骨)じゃなくてSpine4にした方が良い結果になる。
    なぜならDazToMax側の胸部ボーンchestUpperは、CATのRibcageじゃなくてSpine4にコンストレイントしているから。



  5. ただ、これだけだと、まだ頂点への影響範囲の設定がうまくいってないので、上体を折り曲げると下乳の肋骨部分がめり込むなどしてしまう。
    まぁマンガのアタリ取りベースモデルならこのくらいは実用上さほど問題ないのだけど、
    あとちょっとだけ手間かけて微調整しとこう。
    DazToMax_bust_skin_wrap5.png

  6. Face Limitはデフォの3.0から1.0~2.0程度まで下げて、
    Blend to Base Meshを有効に。(Blend Distanceはデフォの50mmから、25mmくらいまで下げたらイイ頃合いになった)
    DazToMax_bust_skin_wrap6.png
    これだけでも概ね使える程度の状態にはなるのだけど、更にもうチョイ詰めようと思えば、以下のようにControl Verticesまで降りて一部のコントロールポイントのローカルパラメータを調整してあげてもよい。

  7. 下乳部分のコントロールポイントをざっくり選択し、Local Scaleの値を下げるなどして、めり込みが少なくなるように調整する。
    DazToMax_bust_skin_wrap7.png

    全く破綻のない変形まで持ってくのは難しそうだけど、マンガのアタリ取りベースモデルとしてならこの程度で十分でしょ。
    DazToMax_bust_skin_wrap8.png

これ、コントロールオブジェクト球の方にRippleモディファイヤやソフトボディダイナミクス付ければ、アニメーションでの乳揺れなんかも出来るんじゃなかろうか。


添付ファイル: fileDazToMax_bust_skin_wrap8.png 9件 [詳細] fileDazToMax_bust_skin_wrap7.png 10件 [詳細] fileDazToMax_bust_skin_wrap6.png 8件 [詳細] fileDazToMax_bust_skin_wrap5.png 8件 [詳細] fileDazToMax_bust_skin_wrap4.png 8件 [詳細] fileDazToMax_bust_skin_wrap3.png 10件 [詳細] fileDazToMax_bust_skin_wrap2.png 10件 [詳細] fileDazToMax_bust_skin_wrap1.png 10件 [詳細]

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Last-modified: 2023-03-25 (土) 17:17:12