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第2稿の追加シーンを書き上げました。が………

先日から取り掛かっていたシナリオ第2稿の、大幅加筆部分を本日脱稿しました!

追加サイズは180KB弱くらい。
冗長にならないように気を付けた結果予想よりコンパクトに収まって、本編の方が760KBですから、合わせても何とか1MB越えは回避できたようです。
更にこの加筆部分と以前書いた部分で被ってる箇所、加筆部分に合わせて本編側で削れる箇所もありそうなので、最終的には900KBくらいで収まるかな~という感じです。

今回加筆したのは殆どが十年前の馴れ初めのシーンです。

元々このお話は某NTR作品をプレイしていて、「よろめいちゃった過去のある女性を、それをネタにネチネチ脅して再度徹底的に堕としまくっちゃおう!」というアイデアから着想したものだったのですが、
やっぱりその出発点になる過去のNTR物語が思わせぶりなダイジェスト的内容だけでは本編の脅し堕としにも思い入れ出来ないよなぁ、と思えて、十年前のヒロインよろめきNTRのシーンを第2稿で徹底してブラッシュアップしました。
結果、過去と現在で2パターンのNTRがお楽しみ頂ける構成となりました。

NTRモノはどちらかというと、一人のヒロインをジックリ堕とすのを好まれる方が多いように思われますが(僕自身もどちらかというとソッチ派ですが)、複数ヒロインでなく、一人のヒロインを過去と現在で2度に渡って寝取るという展開であれば、ユーザー様の興味も分散して削がれることなくお楽しみ頂けるのではないかと考えたのですが如何でしょう………


しかしながらシナリオ第2稿は、まだこれで完成とはいきません。
ていうか、まだまだ先は長いですε=(ー。ー;

今回加筆した過去シーンによって、元々本編として構想されてた十年後のシーンにも相当大量の要改変箇所が出てきてしまい、それらのテコ入れにあるいは加筆以上に手間と時間を要求される可能性も。

また、自分では本編執筆時に比べると今回追加執筆したHシーンの方が描写力が多少上がってる手応えは感じたのですが、しかしそうなると本編側のHシーンにももっとエロを!という願望が募ってきて、最終的には本編Hシーンはくまなく全体に手を入れることになるかもしれません。

ただそれでも経験的に、一番最初にゼロからお話を紡いでいくことに比べたら、叩き台がある状態でそれに手を掛けていくというのは精神的疲労は段違いに軽くて済むので(むしろ手を入れれば入れるほど磨きが掛かってくる実感があって嬉々としてやれます^^)、ことシナリオに関してはこの先はガンガン楽しんで作業できるのではないかと思ってます。


あと、あまり具体的な内容についてはまだブログにも書けませんが、pixivにも投稿しちゃった手前、ここでお詫びしておかなければならない点が。

今回の改稿で、ヒロインへのド直球な集団レイプ・シーン↓は無くなってしまいました。
img_index_bg00主人公の妄想あるいは心象風景みたいな映像として↑の画像は今のところ生きにする予定ですが、それも今後の演出次第ではカットになる可能性もあり、↑の画像は最悪「まぼろしの没シーン」ということになってしまうかもしれません。
凌辱好き・輪姦好きの皆様におかれましては、ご期待を裏切ることになり大変申し訳ありませんm(_ _;)m

前回のブログ記事でも書いたのですが、昨今筆者の中で、ヒロインの意思を無視する凌辱的なものよりも、より心理的に追い堕としていくような和姦NTR系の方に気持ちがシフトしていっており、その結果シナリオがより粘っこいモノに変化した結果こういうことになりました。


その代りといってはナニですが………(^^;

前回の進捗報告で退場処分にされかけていたオッサンが、
佐原アップ
「ワシを出さんかい! あの女とヤラさんかい!」

と筆者の夢枕に立って首を絞めながら脅してきまして、その結果よりパワーアップした別配役としてシナリオに返り咲きを果たしました(^^;;

上の画像はまだラフイメージですが、本編ではもっと凶悪にデザインされたエロオヤジとして活躍してもらう予定になっておりますので、汚ッさんNTRがお好きなプレイヤー様におかれましては、ご期待賜りますればオッサン共々幸甚に存じます(^^;


NTRを大まかに分類してみる(2)脅迫←→絆され

NTRを大まかに分類してみる(1)NTRとNTLに続いて、今回は

●脅迫←→絆され
です。

また「脅迫されてセックスを強いられる」展開ってのは、(少なくとも行為の開始時点では)広義の強姦になるでしょうし、「絆されて体と心を許した相手に強姦」てのも変な話なので、やや荒っぽいですが「脅迫≒強姦」「絆され≒和姦」と今回はまとめて考えてしまいます。

(とはいえ折衷型やどっちともつかないようなケース、例えば「脅迫で始まったものがだんだん絆されて」とか、逆に「憎からず思っていた寝取り男が実は鬼畜で途中から脅迫レイプに」みたいな引っ掛けバリエーション的な展開ってのも色々あるでしょうけど)

そういえば(決してそういうタイミングを狙ってこのエントリー書いた訳ではないのですが)
「純愛寝取られ」を謳ったANIMさんの『彼女の肢体に付いたアイツの唇痕』が明日発売ですね。
僕かなり期待してたのですが、正直言うと先行サンプルでちょっと「アレ?」って感じになってしまいまして、とりあえずユーザー感想待ちの様子見モードです。
僕の好みからするとあまりにオツムとオマタが緩すぎる感じでちょっとヒロインの魅力が↓になってしまって…。まぁこのあたりも人それぞれの好みでしょうけどね。


好きな人を持ってかれる、という寝取られの宿命上、女の子の何らかの弱みに付け込んでの脅迫、というのは最も親和性の高いストーリー展開かと思います。ただ最近はユーザー側の目が肥えてきてそういうストレート過ぎる設定というのはマンネリ化して新鮮味が失われてきてる印象もありますね。

もっと思いっきりよくw、何の落ち度もない女の子をいきなりれい~ぷしておいて「俺との関係バラされたくなければゲッヘッヘ~」みたいな完全自家発電強姦方式、というのもありますが、もうそこまで竹を割ったように外連味なくスパーンとやられると爽快感すら漂って、個人的には決して嫌いじゃありません(^^;

ただ、そういった“道具立て”が上手く決まるかどうか、というのは、仕掛けそのものだけじゃなくて、女の子の性格設定や状況描写などとの兼ね合いが重要。そういう総合的な合わせ技がピタリと決まっている作品というのは、ド直球な脅迫ネタであっても強姦スタートであっても、ちゃんと大脳エロ皮質を刺激してハァハァ出来る良作として成立するのだろうと思います。

 

最近の僕個人の傾向としては、どっちかっていうと上記のような強姦・脅迫系から、和姦・絆され系の方に気持ちが寄ってきてるのかなぁ、という感もあります。

前回のエントリーでも書いたように僕は元々ドSで、寝取り男サイドでNTR物に入ってきた口なので、腹黒なオッサンが女の子の弱みに付け込んでゲッヘッヘ~、なのが好きだったのですが、
だんだん寝取られ側視点にも感情移入できるようになってくるにつれ、コクのある「愛する者を寝取られる哀しみ」を純度高く味わおうとすると、(主人公に何の責任があるでもなく)相思相愛の彼女・奥さんを、ド直球に別の男に口説かれ、絆され、奪われる、という展開に「おおおおん(ToT)」ていう鬱勃起をより強く刺激されるようになってきてます。

さっき「NTRには結局のところ総合的な技の決まり具合が大切」と書きましたが、この「和姦テイスト」が成立するかどうかのキモは、寝取り男の人物造形が決定的に重要な気がしています。
脅して力づくで持ってくような寝取り男なら、極論もう汚っさんでもドキュンでもマジカルチンポでも何でもアリなんですがw、ヒロインがヨロヨロよろめいてなびいていってしまうような寝取り男には、それなりの魅力が伴っていないと説得力出ません。更に言えばそうした人間的魅力の感じられない只の馬糞男にチョロりと持ってかれるようだと、ヒロイン自身も単なるアホビッチって感じで魅力激減、ヒロインに魅力が無いってことはもう作品としてアウトってコトですからね。。。


このあたりの僕の心境変化は現在制作中の処女作のシナリオにも大きく影響してまして、
最初の構想では正しく「弱みに付け込み脅迫→レイプ→調教→快楽堕ち」という典型パターンだった筈の作品が、
シナリオを書き進め、改稿するにつれて、どんどん和姦テイストに近いものになっていってます。
ただそうなってくると上述したとおり、寝取り男の人物像を描くのが非常に難題になってきてまして、果たしてコイツにそれだけ男としての魅力があるのか?…と日々自問を繰り返しながらシナリオ延々書いたり消したりを繰り返してる今日この頃です。

エロ嗜好的には今の僕は「脅迫絆されどっちでもイケるクチ」で、気が早いですが今後2作目3作目と続けていくことが出来れば、強姦から和姦まで脅迫から絆されまでおはようからおやすみまで、幅広くユーザー様のご期待に添えるバリエーションの広いNTR物語を妄想しご提供していきたいと考えておりますです。


NTRを大まかに分類してみる(1)NTRとNTL

以前のエントリー『制作中の処女作について』で、思いつくままにNTRキーワードを列挙してみましたが、これを早い時期に整理して、加えて当サークルの傾向や指向性みたいなものもお伝えしておきたかったので、ちょっと順を追ってまとめてみようかと思います。

なお最初にお伝えしておきますね。
今後、分別を分かり易くするために主に二項対比的な書き方を致しますが、どちらがNTRとして「正しいor間違っている」「こうあるべきorべきでない」等の主張をするつもりはありません。
これらは個人の性的嗜好に依る好き嫌いの問題だと思いますので、当サークルがどちらかの立場に偏ってくる傾向があっても、それはあくまで陰陽が「好き」でそちらの方向に行ってるだけで、それが正解である等と考えてのことではない、という点はご理解ください。

さて、それでは行ってみましょう。

●NTR(寝取られ)←→NTL(寝取り)
筆頭に来るのはやはりコレでしょうか。

(そもそも「られ」をRで、「り」をLで表記する、という事自体、それほど汎用化・慣習化してる訳でもありませんが、この際それは本筋ではないので、置いといて)

一般的には「寝取られ」の方が知名度が高いですよね。以前はNTRって一種のマゾヒズム…と思ってましたが、最近はもうちょっと話はややこしそうだなと感じるようになりました。
SM傾向について関連ワードでググると、男性にはMよりS気質の方が圧倒的に多いようですから、単純にNTR=M、NTL=Sと結びつくのなら、NTRよりNTLの方が人気出そうにも思えるんですよね。しかし実際にはNTRの方がクる!て人が多いのだとすると、やっぱMの人が選択的に集まってくるジャンルってコト?
…でもそれもどうも腑に落ちないんです。というのもポジションの切り替えでRでもLでも好きな立場で見られるのがこのジャンルの特徴だと思うので、Sっ気満たしたい人は寝取り側で楽しめる筈で、一方的にM傾向の人とNTRの分布エリアが重なってるとも思えない…。

で、我が身で考えてみると、NTR・NTLどっちの作品やるにしても自分の中のS要素とM要素を同時に刺激してる感じがします。
多くの作品で完全にどっちか目線で眺めてるというより、むしろ自分のエゴを分離させて両方の視点を跨ぎながらその矛盾を性的な娯楽に変換して(*´Д`)ハァハァしてる感じ。
「バカはトラレても仕方ないんだよ!ヒャッハ~ヽ( ゚∀゚ )ノ」て嗤いながらシコりつつ「あぁ~トラレた~!(((つД`)ノ」て身悶えしながらドピュドピュしてる、みたいな。

無論、NTR男+NTL男に加えて、NTRれ女のヨロメキにも(*´Д`)ハァハァしてますよ。発情してる女を眺めてコッチも発情しる!あくまで基本はそこですから。

となると、男女間の三角関係の全てに感情移入して一人マルチアングル化してるのが僕のNTR鑑賞スタイル、ということになるのかな。
うむ、何か結構贅沢な娯楽であるような気がしてきたw


陰陽は元々性的にはSの人でした。

レイプもの調教もの大好き! 右の頬を打たれたら左右の頬に往復ビンタ噛まして縛って吊るして蝋燭垂らして突っ込んでゴメンナサイゴメンナサイと哀願させたい!

なわけで、NTR作品も最初は寝取る側に感情移入してたように思います。
NTR作品の主人公は一般的に善良でヘタレな方が多いですから、NTL男になりきってそういう御仁を思いっきり嘲りながらソイツの嫁さん彼女をチンコでアンアン平定してガハハハ~!ヤッたったヤッたった~!…ってプレイ中は鬼畜な笑顔が顔面に貼り付いてる感じでした。

それが変わってきたのはリアルでNTR側に近い実体験してから………おっとっとあかんあかんコレはコレ以上書かんとこ(^^;;; まぁでも、『ヰタ・セクスアリス…のようなもの』ってエントリーでも書いたとおりで元々そっちの素養はあったのだと思います。
最近はNTR側にもしっかり感情移入して「分かる!分かるぞその辛さ!(/TДT)/」てウルウルしながらはぁはぁしてますね。昔に比べると随分優しくなりました。(いや違う!もっと鬼畜化したのだ!)

しかし自分のNTR嗜好の根っ子にはやっぱりそういうサディズム成分も多分に含まれており、とにかくヒロインを可哀そうな目に遭わせてあげたい(爆)願望が真っ先にあり、正直言うと男は後回し。NTR者としては純度が低いのかなぁ、と思うところもあります。
NTR、NTLどちらの立場で書いてるのだ、と問われると、両方です、とでもお答えするしかないのですが、裏返せば中途半端になってしまいがちなジレンマは日々感じております。
そのあたりが作品に出てしまった場合に生粋のNTR者の皆様には厳しい評価を受けてしまうかもしれない、という畏れは処女作制作中の現在、常に胸の片隅に抱えておりますね。


進行報告

………と銘打ってはみたものの…表向きにはあまり大々的に書くような進展は少ない今日この頃です(´。`)
とはいえ自分の中では凄く重要なステップを踏んでると思ってます。

先日の『ご主人さまにあ』のプレイで自分の書いたシナリオの未熟さを痛感し、今は大幅な校正・リライトと加筆をやっています。
手がけはじめていたシステムまわりの組み込みとグラフィック描きの方は、一旦ペンディングです。

僕は自分が書いた同じシナリオでも、読んでいて「いいね」と思える時と「ダメだね」と白ける時がバイオリズムみたいに行ったり来たりします。
初稿を書き上げた直後は一種の興奮状態で「いいね」のピーク、傑作をものしたつもりになって部屋の中でクルクル回ったりしてた訳ですが、
それから一か月も経って冷静に客観視できるようになってくると、まるで新人の持ち込みを冷徹に仕分けする編集者のように「あ~まるで使えませんねコレじゃ」と突きっ放したモードになってきました。

「NTR特有の焦燥感や痛みが全然伝わってこないじゃないですか? コレじゃ単なる脅迫レイプですよ」
「………仰るとおりです………」
「せっかく過去と現在という二本の時間軸で物語が動く構成になってるのに、それが全然活かされていない。無駄にややこしくて散漫なだけです」
「………ごもっともです………」
「アナタが描きたいモノって本当にエロなんですか? それとも中途半端なサスペンス小説の真似事がやりたいんですか?」
「……………エロが………描きたいです……………」

…と、こんな感じで自分の中で新人作家と編集者の対話、というより一方的な叱責が続いています。

でもまぁ一人でやってる以上、この自分の中での人格分離からの意見交換って、やっぱり凄く大切です。
とにかく今は「編集者」のお眼鏡に適うシナリオにするべく、うんうん頭を悩ませています。


ひょっとしたら寝取り男の属性は、当初の予定から劇的に変わってくるかもしれません。
僕の本来の性向からすると予想外の人物像が浮かび上がってきてるんですが、この物語の中でこのヒロインを寝取り堕とすならこういうヤツでなきゃダメだろう、的に必然的にキャラ像が変化してきてしまいました。
佐原ver.1アップ佐原ver.2アップ
「汚っさんNTR」は今回は見送りにするしかないのかな………

しかしこうなってくると台詞まわりや状況設定なども一部書き換えざるを得ず、
また更にこのメイン寝取り男が本来担うはずだったポジションを肩代わりさせる為に、別キャラの人物造形にも変化を加える必要が出てきます。
まるで掛け違えたボタンを順繰りに一個一個掛け直していってるような感じで正直ヒーヒー言ってますが、
今となっては初稿のままリリースに持っていくことは最早考えられないので、やるっきゃない!です。


『ご主人さまにあ』 by ゆにっとちーず

ご主人さまにあ

陰陽倶楽部のTwitterアカウントを立ち上げて関連フォロー先を少しずつ登録していた矢先に、タイムラインに偶然流れてきたのが本作の宣伝情報でした。

「馬鹿な私が、許しちゃう前に。」

この意味深なコピーに惹き付けられ、dlsiteの本作作品内容の紹介文を読むに付け、「コレは絶対にスルー出来んぞ」というビビッとした感覚が走りました。

ただ、体験版のスタート時点では少し「自分の嗜好的にどうかな?」という不安も抱きます。
僕は元来、普通の人が徐々に異常な世界に(不可抗力的に)巻き込まれていくようなお話が好きなのですが、この主人公のみつ希ちゃん、物語開始時点で既に相当にヤヴァい。キャッチイメージ↑の表情からも伝わってくると思いますが、「もうコレ、すっかり出来上がっちゃってるじゃん」ていう…。

しかしながら体験版をプレイしていく内に、どうやらこの物語は「如何にして彼女がそこに至ったか」を過去に向かって追いかけていくものであると分かります。
何よりみつ希のエロゲヒロインには珍しい、男を冷静に醒めた目で値踏みする蠱惑的でミステリアスな人物造形に惹かれていきました。

Hシーンの描写ひとつ取っても
「愉しげな指が、充実した乳首をしごき上げて遊ぶ。」
とか、行為の最中に
「承認欲求からくるマゾさどころか、他人を物差しとしてしか見ない私」
って自己分析してのけるこのヒロイン、何だこの中二病オッサンの琴線を擽り回すようなファム・ファタール臭は!

こんな文体、そんじょそこらの抜きゲーじゃお目にかかれないですよ。人によっては鼻白んでエロゲとしては拒絶反応を起こすかもしれない、ギリギリのところに立ってる危うさ。

この時点では僕、作品の背景も作者やサークルに関する情報も一切持っておりませんでしたが、さすがにここまで来ると「あ~これ作者も女性なんだ」と気付きます。
みつ希の心象描写は、男である僕にはブラックボックスの中を覗き込んでいるような不気味な魅惑を覚えさせるものでした。
こういう女、絶対男にゃ書けないと思う。

この作者、山野さんの描かれるエロスって、恋愛してる最中に時折相手の女の子が訳の分からない妖怪みたいに思えてゾッとさせられる瞬間、そういう感じに通じるものがありますね。背筋がゾクゾクするような感覚。
ぶっちゃけエロゲですから最初は抜く気満々で取っ掛かったんですが、体験版終えた頃にはちょっと別の興味が湧いてきてました。
それはもっとエゲツナクてオドロオドロしい、窃視症的な男の変態欲求。自分には見えない世界を眺めているメンヘラな女の子の中の中まで覗き見してやりたいぜゲッヘッヘ!

そしてその結果…………僕はその浅ましい窃視欲に対して、自分なりのオトシマエを付けなきゃならない十字架を背負わされた想いで、現在この駄文を書き綴っている訳であります…orz

だって、まさしくそういう屑みたいな自分を象徴するような登場人物が出てきて、みつ希に思いっきり蔑まれるんだもん。
堪えましたあのシーンはホントに。だって僕完全にアソコ、あの男に感情移入してましたから。エロゲの定型レイプシーンに沿って、泣き喘ぐみつ希ちゃんを期待してゲッヘッヘな気分全開でシーンに突入してったら、抜くどころじゃないシュンと縮こまってしまった。
その罵倒さえも飲み込んで行為を貫徹した挙句、その後一定期間みつ希と関わり続けたらしい物語中の男ほどの度胸もない小物だってことを、徹底的に思い知らされちゃった瞬間でした。

…そして迎える哀しい結末。いやはや何とも、辛いお話です。「鬱SM」と銘打たれているとおり、救いはありません。
決定的なネタバレになるので書けませんけど、みつ希の最後のセックスシーンは性器の交合というより、あれは最早………
しかもそれが男女双方にとって、これ以外に行き着く場所が無かった絶望的な愛情表現だからもう切なくて涙腺が始末に負えない…(Pдq。)。。。

そんなこんなで…ストレートな抜きゲー、男の性衝動の捌け口として戯画化された女性像をお求めの方には正直キツイかもしれません。しかし僕個人としては、同人エロゲってこういう作品の場にもなれるんだ、という、もう一周グルッと回ったような感銘を得られました。
女性の心の深淵を覗いて鳥肌立つように心を震わせてみたい、心理的窃視願望をお持ちの男性諸氏は是非プレイしてみてください。ハマればなかなかに鬱な勃起がお楽しみいただけるかと。。。
(一方本作を女性がプレイした場合はどんな感想になるのかなぁ…というのは僕には想像が及びもつかないので、もしプレイされた女性ゲーマーさん居られたらご意見伺ってみたいですね。こだわり過ぎかもしれませんが、そんなふうに男と女の視座の違いというものを、殊更意識させられた作品でした。)


以下は、辛口な感想も少し。

どうやらグラフィックまで作者の山野さんがお一人で担当されるようになったのは本作からみたいですね。好き嫌いで言うなら、情念みたいなものが浮かび上がってくる好い絵だな~、と感じましたが、技巧的な側面から量ればまだ進歩余地も大きいことは確かでしょう。
Hシーンの大半の四隅が黒フェードしてるのですが、ちょっとそこは演出という形で逃げてしまったのかなぁ、とも感じてしまいました。

とはいえ声優=赤司弓妃さんの熱演で耳からの刺激だけでもビンビンにキますし、グラフィックの巧拙はそれほどクリティカルな問題じゃないかもしれません。
それよりも僕が本作に感じたのは、同人だからこそやれる突き抜けた表現の発露と、それと表裏一体になったエロゲの商業性の両立の難しさ、ということでした。

底意地悪い書き方になってしまいますが、腐女子な世界観の中心で汚れきっているがゆえに聖女的なみつ希に対して、その周りに侍る男共は、浅見も由貴もそして「ご主人さま」ですらも、畢竟彼女の引き立て役にしかなれません。
中でも浅見の人物造形には、率直に書くと白馬の王子的な匂いすら感じました。エンディングを考えれば、彼がああいった人物像になったのも物語の悲劇性にとって必要だったことは理解できます。でも僕が本作に唯一引っかかってしまった点は、彼のみつ希に対する執着がなぜここまで強く激しく純化されていったのか、という浅見の熱の原点がもう一つ伝わってこなかった所にあります。
また話がここに戻ってしまいますが、ひょっとしたらこの部分は、女性である作者と、男としての僕の感覚の齟齬が生じている部分かもしれません。何ていうか、僕には男の女に対する愛情とか憧憬って、もっと肉体的で即物的な印象がするんです。会ったことがないが故に想いが純化されればされるほど、実際にそれが満たされる瞬間には汗と精液の匂いがえげつなく沁み出てしまう我が身の生臭さにメゲるか開き直るしかないのが男の性、とでも言いますか。その観点からするとエンドロール後に一人称で登場する人物は見事なまでに男で、一方みつ希の相手役の中心に位置しなければならなかったはずの浅見が、(あの末路を含めて)本作の中では一番男になれてない印象を受けてしまい、彼に感情移入することでみつ希に欲情することは僕には難しかったです。
(だからこそあの端役に過ぎない埠頭の男の登場に一気に気持ちが雪崩れ込んでいったのですが、その挙句あの返り討ち………いや、アレこそが究極の鬱勃起なのかな………w)

エロゲのコマーシャル性という話に戻すと………
ビジネスライクな言い方になりますが、購買層を考えるとエロゲって男性サイドのある意味幼稚な性=対置する女性性を屠り支配したいという現実には満たすことの難しい欲求に寄り添っていくことを拒絶してしまうと、商業的には難しくなるように思えます。
でも、みつ希は物語の最後まで決して媚びません。だからこそ彼女は悲劇的で悲惨で痛ましく、同時に美しい訳ですが、僕みたいな下種な小物の男は、こうした崇高さすら感じさせる女性を前にすると萎縮するしかないようにも思えて。
だから本作は大衆娯楽的なエロゲとしては難しいのかもしれないなぁ、というジレンマのようなものも感じてしまったのです。ただその一方で最早即物的な抜きだけじゃ満足できない、観念的な情欲の刺激を求める一層変態紳士なオトコドモには、コアなファンの付く作品=作風なのかな~とも思いました。
(そんなわけで僕のHDDの中には既にパコられ『パコられ』も入ってたりなんかして…)


ヰタ・セクスアリス…のようなもの

最初はINTRODUCTIONに入れていた自己紹介的な文章ですが、どうもあそこに置いとくのもコウルサい感じがしましたので、ブログの方に移動します。


思い返すと思春期…あるいはそれ以前から、悲恋モノが好きだったように思います。
見た目が子供っぽい割には早熟で、小学生の頃からエロっぽいモノも色々見てたような気がしますが、
今になって記憶を手繰ると真っ先に出てくるのはアダルトもの成人ものではない、一般小説やマンガの中に時折垣間見えるエロティックなシーンに異様にドキドキと酩酊していた想い出ですね。
山岸涼子先生の『日出処の天子』の刀自古郎女とか、中学の図書館で借りて読んでた志賀直哉の『暗夜行路』に突然出てきた奥さんの浮気場面とか、あのあたりが僕のヰタ・セクスアリスかなぁ…なんて思います。

愛する人に愛されない悲痛だとか、想う人が奪われる絶望だとか、それで自棄になって道を踏み間違えてしまう人の弱さだとか、、、
そういうのに心が震えるというか、気持ちに食い込まれるというか。

何でなんでしょうね? 自分にもよく分かりませんw

昔から下着ドロや痴漢といった、社会的認知を受けられない性癖を持った人たちのやらかす事件等々目にしてしばしば感じていたのは、
「あぁ俺は少なくとも法的に赦されないこの手の性的嗜好じゃなくてヨカッタ」みたいな、やはりこうして言葉にしてみるとどこか歪な、上から目線の同情と憐憫と嘲笑の混じり合った感情でした。
ただ……そういう人たちがそういう性癖なのも、僕がこういう体質なのも、殊更自分の意志で選んでそうなったって自覚はないんですよね。
きっと性癖に関しては、正常者も“異常者”と言われる人たちも、みんな「気付けばそういうのが好きだった。」
たとえばそれが「病的」なモノで「矯正」出来るモノであったとしても、その結果自分が変わってしまうということは、それ以前の自分は「喪失」されるコトになるわけで、そこにはやっぱり、何らかの哀しみが伴うように思えて。
その「矯正」がもたらす幸福がもしあったとしても、歪みを抱えたまま煩悶する人生に比べたら、或いはずっと薄っぺらいモノになってしまわざるを得ないんじゃないか………なんてね。
つまりもうこりゃ今更ど~しょ~もないな~、と諦めて開き直ってそういう自分の変態性も愛でてやろう、よしッエロゲ作るぞ!と決意したのがごくごく最近のコト、当サークル誕生の経緯であります。

「壁と卵があったら、壁にグチャッとぶつけられて割れた殻からドロドロ内容物を壁面に滴らせる、そんな卵の側に立ちたい!」

………そうしてその壁に伝い流れる黄色い粘液を指で掬い上げ、口に咥えて舐めしゃぶる。
当サークルで作っているのはそういう最低の人間のリビドー垂れ流しの成人ゲーム、ということで、内容についてはご想像くださいwwwwwwww


制作中の処女作について

一言で「寝取り」と言っても、中の人の趣味嗜好は千差万別、ハッキリ言えば人の数だけバリエーションがある感じで、時には同じNTR好き同士が宗教戦争みたいになっちゃうことも。

NTRモノ制作にあたり、このあたりの多様性についてはナルハヤな時期に一度きちんと整理しておかねば~と思ってますが、今ちょっと思いついた限りのキーワードを列挙しても、

和姦/強姦・脅迫/絆され・完堕ち/堕ちない・ バレる/バレない・人妻/恋人・主人公の片想い/両想い・主人公とのHアリ/ナシ・輪姦/一人だけ・オッサン/イケメン/チャラ男・ハッピーエンド/バッドエンド・マルチエンド/シングルエンド…

中には完全に対立概念になってる単語もありますが、敢えてそういうのを併存させるのも意外性のあるシナリオに繋がるかも………

………などと欲張ってると、まとまらないんですねコレが(´Д`)

で、処女作は極力シンプルでストレートな寝取られモノを、と構想して書き始めた筈のシナリオですが………どうも色々ネジクレてる陰陽のド性根が災いして、初稿を書き上げてみたらやっぱり結構ヒネたものになってしまってました。

それではネタバレにならない範囲で、どんなお話か少しお披露目してみようと思います。


主人公は地方都市の営業所に家族出向させられてる勤め人、ヒロインはその妻です。
ヒロイン・イメージ01

妻はまだ20代後半ですが既に小学生の男の子と、同じくこの春から小学校に上がった女の子がいます。
逆算すると上の子は奥さんがまだ十代の頃に生まれた子供ですね。二人は学生結婚だったわけです。

30歳を少し越えた年齢の主人公、地方ゆえの家賃の安さで比較的大きな一軒家を借りていて家族仲も良好。
職場では昨年度まで一緒にいた上司が赴任を解かれて、彼自身が営業所の責任者として以前自分も勤務していた本社から派遣されてきた新しい部下と、今年度から二人体制の勤務になりました。
プライベートも仕事の方も、一見順風満帆なごくごく普通の幸福な毎日を送っています。

ただそんな主人公の自宅にある夜、あまり人相のよろしくない見知らぬ男が訪問してきます。
その男が口にしたとある人物の名前に、主人公の表情が一変します。

「かッ、帰ってくれッ!」
「もうあの男とは、十年も会ってない。アイツと俺たちは、もう一切関係ない!」

そしてそれと前後するように、体調を崩して心身ともに不安定になっていく妻。家族の周辺にちらつく、不穏な男達の影。
いったい彼女に、何が起こっているのでしょうか……?
そして二人の過去には、何があったのでしょうか…………?


…とまぁ、こんなようなお話です。

分岐無し、選択肢無し、一本道のシングルエンド。いわゆるデジタルノベル形式というヤツですが、
1stルーチンでは表ルートだけ見られて、一度エンディングを見てから物語冒頭に戻って裏ルート込みのトゥルーストーリー・フルストーリーをお楽しみ頂ける、という、これまたNTRゲーではごくごくお馴染みのスタイルとなっております。

実はこのあたりも、当初は色々凝った仕掛けをしたいというスケベ心もあったのですが、とにかく最初からテンコ盛りし過ぎるのはイクナイ!と、本作にとって本質的に重要じゃないと判断したところは、シンプルなジャンル・テンプレに従うことにした次第です。

ただ一点、コレは隠し玉なのでまだここには書けないのですが、コマーシャル的な部分で冒険したい事がありまして。
無名の同人サークルが処女作で名を売るために、ちょっと今まで誰もやらなかった仕掛けをしてみたいと思ってます。
(個人的には何でやる人がいないのか不思議に思ってるコトなんですが、あるいは既にあるけど僕が知らないだけなのかも…)

今後はこのブログや、陰陽のtwitterアカ, pixivアカ等でも進行状況を随時ご報告しつつ、ティザーサイトの方も一刻も早くお披露目したいと思っておりますので、ご興味ございましたらブクマ、フォロー等どうぞよろしくお願い致しますm(_ _)m


陰陽倶楽部、BLOGページを先行オープンします!

皆さま初めまして。
陰陽倶楽部主催の陰陽です。
本日は陰陽倶楽部HPオープンに先行して、BLOGページ開設のご挨拶をさせて頂きます。

陰陽倶楽部は成人向けゲームの制作を目的に、陰陽が(ひとまず一人で)立ち上げた同人サークルです。
ジャンルとしては陰陽の趣味嗜癖全開のNTRモノを真っ先に制作する予定です。
(サークルの方向性等についての詳細は、INTRODUCTIONのページをご覧ください)

HP全体で稼働中のページは現時点では、
・BLOG
・INTRODUCTION
・LINKS
の3ページだけですが、今後は処女作『お前の妻は堕ちている』(仮題)のティザーサイトを兼用したトップページ(INFORMATION, STORY, CHARACTERS, GALLERY, DOWNLOADS)などを順次追加オープンの予定です。

本当はこれらのページもバッチリ用意して、大々的にファンファーレを鳴らしながらオープン!…と行きたかったのですが、
正直今のペースではそこまで貯めていたら一体いつ正式オープンまで漕ぎ着けるか目途が立ちません(汗)

なので自分に発破をかける意味合いも込めて、ブログページだけでもフライング・オープンしてしまおうと決意しました。

サイトの充実にせよ、それ以上に一番肝心な作品のリリースにせよ、まだまだ道のりは長いですが、一歩一歩ちょっとずつでも、着実に進めていきたいと考えておりますので、皆さま新米サークル「陰陽倶楽部」をどうぞよろしくお願い致しますm(_ _)m


【陰陽BLOG】