「雑文」カテゴリーアーカイブ

配信サイトぶちぶち

絵的な局部修正にせよ、言葉狩り的な単語伏字にせよ、規制が日に日に強まってくる今日この頃でホント萎えますねぇ。

固有名詞は書かなくても分かり切ってるその筆頭の大手配信サイトに対して、僕みたいな泡沫同人が泣こうが喚こうが向こうは痛くも痒くもない訳ですが、
それでも何かしらイヤミのひとつくらいはカマしてやりたい……なんてことは全くこれっぽっちも考えておりません(反語)


既に『援交少女』の時に、黒ノリすだれ(通称ディケイド)修正はまかりならん!と言われて
「以前はモノクロ画はディケイドで通してたじゃねェかよケチ!」
などとゴネたりは一切せず、素直に全ページに渡ってモザ修正を掛け直してありがたくもご委託配信賜った次第でありますが、

その時も内心コレは創作側のワシが本来目指した表現から一歩後退した「劣化版」なのだから、お値段も引き下げるべきなのでは?……と考えたりしました。

でも、それだとわざわざアソコじゃなくて他の委託サイトで購入してくださる方々に対して、更に余分な上乗せ料金を課してるみたいで本末転倒ちゃうんかそれ?……とも思い直して見合わせたんですが。

しかしその後もあそこの検閲は酷くなる一方……ε=(_;
原因はあそこじゃなくて決済会社のプレッシャーだとか色々話は聞きますが(事実他の委託サイトでも表現規制は年々強まってきてるし)、でもあそこからは今日に至るまで、そうした動向に対して抵抗しようだとか、オンラインアダルトのトップに立つ者として防波堤の役割を果たそうだとか、そういう気骨めいたものは一切見えてこないし、むしろ先頭になってホイホイ媚びてるようにすら僕には見えてしまう。
ぶっちゃけ元々金になるからってエロもの販売から事業スタートして、同人もそのノリで後追いから資金力に物を言わせて成果を重ねてやがてトップに君臨し、今や語学にギャンブル投機に通信事業に水族館に終活……まさにおはようからおやすみからゆりかごから墓場まで手掛ける節操のない銭ゲバ国民の生活全般に貢献する大企業におなり遊ばしたあそこは、自社の得にならんと思えばきっとエロオタなんぞ何の遠慮もなく斬って捨てるだろうとも思う次第で。

で、いつ斬って捨てられるかもしれない木っ端エロ創作者のひとりとして改めておイヤミ申し上げますシェー。
他サイトとの差別化を図っておられるあちらサイトに置かれましては資金力に物を言わせてほぼ常時20%オフにてご配信頂いておりますが、ご購入検討時にはその割引分の劣化が生じているディスカウント価格版、とご認識いただければハイ。


本音を言えばあそこに頼らず他サイトでやってければそれに越したことはないんですけど。
でもウチの作風はオタク系・2次系というより、実写AVやエロ劇画なんかもご覧になるお客層への訴求が強く、おそらく購入年齢層も高めと思われるので、非オタ層を含めた広範な宣伝アピールが欠かせなく売上の主軸も圧倒的にあそこになっちゃうのが何とももどかしいところ。

最近はFantiaBoothをはじめ頒布ルートの多角化や先々の海外展開なんかも少しずつ考えたりはしてるのですが、今のところそっちはまだ成果に繋がってませんし、海外は海外で日本以上に締め付けられる表現も多いし、、、

あ~何でこんなメンドクサイ世界になっちゃったかなぁ……(;´Д`)


流され女と感覚センサー

またやくたいもないことを書こうとしている。

キッカケは先日リリースされた某作品の完結編なのだけど、今書こうとしてるのは作品そのものに対する興味や感想というより、ポータルサイトのコメントに多数出てくる「ヒロイン何考えてるか分からん」て感想についての所感。

あの感想コメント群を読む以前に作品そのものを読んだ時点で、僕にはあのキャラクター像は作者が意図してそういう人物として描いてるように感じられた(ていうか今でもそうとしか思えない)のだけど、その結果多くの読者がヒロインへの感情移入を阻害されて作品そのものへの評価を下げてしまうというのは、なかなか皮肉の効いたメタ構造になってるようにも思った。

僕が感じた作者の意図もまた仮想幻想に過ぎないのかもしれないけれども、もし「ヒロイン何考えてるか分からん」が「作者何考えてるか分からん」まで敷衍して作品自体への失望まで繋がってしまうとしたら、おそらくはそれは決して作者の本意ではなかろうし、作者と多くの読者の間に断絶というか乖離が生まれてしまっているとすれば作品作りの構想に何らかの計算の狂いがあったことも否定しにくい。


…なんてなことをつらつらと考えていたところに昨日目にしたサキュレント山野さんのCi-enブログ。

これを言葉にすることはかなり危険なことではある。
みさくら先生や山野さんがその危険に気付いてない筈はないし、それも重々ご承知の上で端的な言葉で表されてるからこそ刺さるものになってるのかもしれないけれども……僕は八方美人の根性無しなので、もうちょっとマイルドな表現を探してみる。

世の人の中には、他人の感情や思考について、とても細やかに感じ取ることをする人もいるし、そうした「目に見えない」事象には頓着拘泥しないでどんどん我が道を進み開いてくタイプもいる。
それはどっちが良い悪いではなく、個々の性格と自我の在り方としか言いようがない。

さらについでに言えば、その感度は鈍い鋭いの一次元でなくもっと多元的で、あることにはとてもセンシティブな人間が別のことには極めて鈍感だったりすることはよくある。人の心の感覚センサーの分布マップは指紋のようにひとりひとり違う。
SNS等で問題を起こすタイプの人にはこの分布マップがかなりエキセントリックに偏ってる人が多いようにも見えて、それが究極的なところまで行き着いてしまうとアニメ会社にガソリンぶち撒けるような鬼畜にまで至るのかもしれない。

話を戻そう。
人同士のコミュニケーションにおける感覚センサーがひとりひとりで違うということは、どんな人同士でも完全な意思の疎通というのはありえないということでもある。
出張ってるところと引っ込んでるところが割り合いと噛み合うタイプ同士もあれば、それが全くと言っていいほど合わなくて、わずかな接触点でしか意思疎通が叶わない人同士というのも往々にしてある。
「鋭い鈍い」という基準でいえば、これはマップの解像度ってことになるのかな。砂つぶのように細かい起伏でマップが出来てる(そういう領域が多い)人と、岩山のように大胆で荒々しい起伏の人が接触すると、それぞれがお互いを異星人みたいにも感じてしまう。
砂粒は時に自らの形を変えても相手の岩盤の中まで浸透しようと試みたりもするのだろうけど、岩盤にしてみればそんなトコまでチマチマ流れ入り込んでくる砂粒はうざったくてキモチワルイと振り払ってしまいたくなったりもする訳で。

もっとも、それなら砂粒同士なら上手く噛み合うかといえば、これまたそうとばかりもいかない。
一見互いに、あ、この人なら分かり合える、と思っても、砂が混ざり合うに連れて徐々に些細なお互いの差異を意識するようになって、それは時には岩盤タイプとの隙間以上に近くて遠いからこそしんどかったり、更には憎悪的なまでにキモチワルイ肌触りへと変容していくこともある。
斯くも人同士というものはヤヤコシイ。


で、やっとこさ冒頭に戻ってあのヒロイン像の話。
一般的な表現で言えば「流され系」。精神の内面が希薄で、それが故に肉体的な快楽を強く縁(よすが)にしてしまい、オサセ・サセ子の道へと突き進んでしまうニンフォマニアック。割と現実的にその界隈には少なからず実在するタイプのようにも感じられて、ああそうかこのコの行き着く場所はココかぁ……とスッと思えたのだけれども、それは別段僕が「鋭い」からではなくて、あるいは他人を昆虫か何かみたいに観察箱の外から眺めてる、かなり歪な感覚センサーマップの持ち主であるっていうことなのかもしれない。
一方で作中に入り込んで、現実に周囲にいる人たちと同様の感覚で作中人物と関わろうとした時に「コイツ何考えてるかサッパリ分からん」「こんな女全然魅力無ェ」「ヤリマンになろうがビッチ化しようがオマエなんか知ったことか」みたいになる人の方が、あるいは繊細で「鋭い」のかもしれないし。

まあもっとシンプルに「僕の欲望対象としてのカワイイを満たしてくれない女には興味が湧かない、ヌケない」て話なのかもなぁとも思えるけれども。そこはチンポ握りながらエロコンテンツ読んでる者として分からなくもなくて、あの作品がそういう用途にとって「実用的」であったかというと、その仕事は1作目で既に終えてたってコトなのだろうな、という一種の諦念みたいな感覚は自分にもある。あの作品に感じた面白さや興味は、それとはちょっとズレたところにあるとでもいうか。


さてさて。
じゃあ曲がりなりにも同人活動なんぞをしている我が身に多少なりともフィードバックして眺めるとコレどういうコトなんだ?……とも考えてみると。

どちらにしても僕自身が何か作品をものそうとすれば、こういう長文をダラダラと書き連ねるヤツの頭の中から出てくるのは避けようがないので、それが多くの人にとって面白いものになるかというのはかなり難題だなぁ……とは思わざるを得ないトホホ。
畢竟そこのところは、ひたすら「技」を磨くしかないのかなぁ……と頭を抱えたりはする。

今まで何度か「お前は考え過ぎだ」て指摘されたことあるんですけどね、でも世間には、僕より何十歩も何百歩も先まで踏み入って詳細な探索マップを作り上げてるなぁと感じられる方は、好きな作家や、いやさ身の回りの友人知人の中にもいっぱいおられるのですよ。
僕は元々はそちらの感度がかなり悪くて、何でこうも自分は周囲から疎まれるのだろう……と子供心に分からなくて、それをずっと考えてたのが思春期の頃だったような。つまりは先天的な素材としては「鈍い」センサーを何とか補間しようと、ちょっと「鋭い」フリをしてみせたがる、後天的に模造した紛い物だ。
僕なんか彼らの足元にも及ばない門前の小僧みたいなモンだとも常々感じる訳で、その程度のモノに向かって「考え過ぎ」などと言われてしまうと正直鼻白んでしまうというか、しかしこれこのまま進むと、ますます「僕はエロいコトしかやりたくない」の夢からは遠ざかっていってしまうのかなぁ……とビビったりもする。

でもやめない。鈍いから🤑


しさんうんよう

Twitterのタイムライン眺めてると、同人サークルの中にも結構やってらっしゃる方おられますね~。

表稼業の方でシステムトレーディング関連の開発業務に関わったことがあって、うまく行けば自分でも儲かるんじゃね?……てそこそこ勉強してチビチビだけど自己投資もやってみたコトあるんですが。。。

株式から始まって、信用取引、FX、あと先物オプションもちょっとだけやりました。
何だかんだでトータル5~6年はやったかなぁ。。。結果は……ほぼトントン。増えもせず減りもせず。話のネタとしては一番つまんねーオチでど~もスイマセン。

 


 

で、まぁそんでも一応その程度はやりましたって経験踏まえて個人的な見方ですけど、やっぱアレ向き不向きあるとは思います。
こう言っちゃ何だけど割とチョコマカと小狡く目端は効くタイプだから向いてんじゃない?って自分ではちょっとだけ変な夢抱いて始めたのですが、結果的に見れば僕にはムリでした。

もう四六時中アタマのどっかにある訳ですよ。
仕事してても、本やマンガ読んでても、ニュース見てもメシ食っても風呂入っても寝ても覚めても。
映画館だってコンサートだって終わったら即スマホの電源入れ直して相場チェックしたりとか。
忘れてるのはオナニーとセックスしてる時くらいなもんで。

当時はまだ同人やってなかったけど、ぶっちゃけ創作活動とは相性最悪だと感じます。
両方股にかけてやってたら病む自信あります。

 


 

その間投資で財を成した勝ち組の人たちにも何人かお会いしたことあって、同じ日本にこんなトコあんの?ってエントランスの廊下にギリシャ彫刻みたいなのが並んだ億ションとかも入ったコトありましたが、

皆さん安いフィクションに出てくるみたいな銭ゲバでもイヤな人でもない、話せばごくごく普通の感覚でお話ししてくださるんですが、それでもドコかこう……ヒトとしてのタイプが違うんだろうな~って感じる部分はありましたですね。

それで、あぁコリャ俺にはムリだ~……てなって、資金も全額引き上げてスッパリ撤退しました。

やめた時は数年にわたって頭の上に乗っかってた漬物石みたいなのがボロンと落っこちて見上げると青空が見えましたねw

 

運用資金そのものは殆ど痛まずに済みましたし、まぁ世界を広げるのに良い勉強させてもらったと思ってますが、
セミナーみたいなのも結構行ったし、関連書籍やら資料やら読み込んだり、自動化やシステム運用のためのプログラミングしたり、そのへんに掛かったコスト考えると、学んだコトと比べて見合う「投資」だったかは……ちょっとアレですね。。。

あの数年の時間と労力コストを別の方面、たとえばエロ創作に向けてれば……というムニャムニャした思いも今となっては無いでは無い。。。


今朝みた夢

昨日こんなツイートをしたのですが、

今朝はその夢の続きというか、たぶんその作ったゲームの中に入ってる夢を見ました。
ただ、、、

誠に残念なことにエロゲやなくてホラーゲームやったんですわ。
パンデミックもの、ちょっとゾンビの乗り入ってる。

 

この病原菌は、人同士が至近距離に近づくと突然発症して凶暴になりお互いが敵意剥き出しで殺し合いになる。
ところが罹患者であっても他人との距離が臨界域から離れるとスッと症状が治まって、何でさっきまであんなに腹立って憎んで殺しにかかろうとしてたのかお互いサッパリ分からず、むしろ相手を傷つけてしまった自己嫌悪にさいなまれて、泣きながら謝罪し合う。

だけど物理的距離が近いのが発症のトリガーになってる訳だから、家庭内とか、ご近所とか、世界中で地域レベルのジェノサイド祭りになってて、さぁその中でどうやって生き延びましょうか、というゲーム。

 

何せ近づくと狂うのでチームやパーティ組んで動けない。誰も信じられない疑心暗鬼の中で、個々のプレイヤーは完全孤立した孤独なサバイバルを強いられる。
パンを咥えて走りながら角を曲がったトコでドンッ!と誰かにぶつかると、そこで愛じゃなくて殺し合いが始まる訳です。

発狂しているときの猛り狂った憤怒と、憑き物が落ちた時・素に戻った時の落ち込みのギャップでプレイしてるとフラフラになってくるんだけど、
面白いことに(面白くないけど)、みんな段々と怒り狂ってる時の自分の方に適応して、普段の性格や思考回路も凶暴化してくのね。

で、夢でありがちな一人称のトラバーユ現象が起こってて、そんな具合に邪悪になっていくキャラクターの内面に僕自身も次々憑依して移り変わっていくんだけど(このあたりでゲーム内のキャラとそれをプレイしてる側のパーソナリティの癒着も起こってる)、そのへんまで来て「あ、コレ夢だ」って気が付いて、「このまま追っかけてたら凄ぇ悪夢になって寝覚め悪くなるヤツだコレ、やめよう、もう起きよう」って意識して目を覚まして、何とか逃れた。

 

起きてから考えてみると、コロナとかソーシャルディスタンスとか、ツイッターはじめ各所でのイズム対立の罵り合い・つばぜり合いとか、リアルでの見聞が結構露骨に反映されてる夢だったなぁ、と。

BGMならこのへんですかね。


ブログとCi-en記事を連動させます。

Ci-enの方に投稿するようになってから、こちらのブログとの使い分けに悩んできたのですが、、、

もうアレコレ考えてる暇あったらブログの中にブチ込んでしまえ!と、iframeでCi-enを直引きする暴挙に出ることに決めました。

Ci-en内のリンクから他へ飛ぼうとするとiframeの中でページ遷移が起こったりなど不細工なところは出てしまうのですが、
アッチとコッチに同じ内容の記事をいちいちhtmlを書き換えて二度手間で投稿する億劫さの挙句、
それで記事書くこと自体メンドクサくなってたんじゃ、どうしょうもないので。


で、今後こちらのブログの方には、Ci-enに上げるまでもない雑文みたいなのも、もうちょっと気楽にポンポン投げるようにしてみようかな……なんてことも考えてます。

今までは、読んでくださる方のことを考えてブログにも書き手読み手双方になんかしら益のあるWin-Winな内容を……そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。
でもね~それで執筆に手間暇かけて、それで記事書くこと自体メンドクサくなってたんじゃ、どうしょうもないのでver.2。

Twitterに毛が生えたみたいなヤツというか。
TL追ってて反応しそうになっても「140字じゃ書ききれないなぁ……」みたいなウゾームゾーが頭の中でウゴメくコトがあるんですが、
さりとてそういうオッサンのブツクサを連投ツイートにしてぶら下げ投稿するのも誰得ですし、
そんな時にはココで射精後の残りザーメンみたいにダラダラ~っと垂れ流してもイイかなぁ……などと。

(それこそ誰得だよ(^_^;)


暑中お見舞い申し上げます

今頃コミケは最終日の喧騒も落ち着いてる頃ですね。(運営さんはまだまだ大変でしょうが。お疲れ様ですいつもありがとうございます)
戦利品を抱えておしこり体勢万全で家路を急ぐ参加者方々、徹夜作業で疲れた体に鞭打って蒸し風呂ブースでの配布前線を戦い抜いた出展者さま、コスプレ売り子さんや知り合いレイヤーさん達との二次会名目オフパコ戦略を練っておられる著名壁サークル主さま方、皆様お疲れさまでした。(一部ヤッカミ妄想含み)

陰陽は今年は(今年も)ビッグサイトから遥か離れた地方の片隅にて、お盆休みもへったくれもなくシコシコと『援交少女』の執筆に勤しんでおります。
初期ネーム45ページ中、現在p.14まで完成。ようやく1/3ですが、無駄に長い非エロシーンはこれから削るつもりですので、最終的なページ数は40ページ未満になるんじゃないかと思います。

各ページは完成次第 Ci-en Ci-enの方に投稿していってますので、よろしければお立ち寄りください。
フリープランでは情報は限定されちゃいますが、フォローだけでも大歓迎\(^o^)/です。

ちょっと不安なのがお盆明け以降のスケジュールでして、本業の方が忙しくなりそうな気配があります。とはいえエロで食ってけるほどの実力あるでなく、生活を下支えして頂くお仕事の手は抜けませぬ。

ジレンマと焦りは常にありますが苦難・ストレスともそこそこの上手い距離を保って付き合いながら、同人・お仕事ともども頑張ってこのクソ暑い夏を乗り切ります。キリッ( ・`ω・´)

……あぁエロいコトしかやりたくない…ショボーン(´・ω・`)←ホンネ


制作楽屋裏話~絵描きはつらいよ~

『つまおち』の分割リリースに関する裏話しま~す。

…って言いましても、今回は作画ストレスの息抜き殴り書き!
ほとんど弱音のぶちまけというか愚痴みたいな内容で、お目汚しばっかで申し訳ないんですけど。


以前から、デビュー作にテキストサイズ1MB&グラフィック数百枚の大作を持ってくるのは「無謀なルーキーが分不相応な高望みをして自滅するケース」の典型、という指摘は何度も受けてたんですね。

でもそれでも正直、僕は「やれる!」と自信持ってました。
実際台本はもう随分前に全て書き上げてますし、スクリプトの埋め込み、BGMやSEの組み込み、各キャラの立ち絵&表情差分、エンジン部分のプログラミングまでほぼ100%完了しています。
声優様方への発注と納品も順調に進んでますし、後はもう仮埋めにしてある各イベントシーンのグラフィックを1枚1枚描き上げて差し替えていけば、どんなに時間が掛かってもリリースには辿り着ける!…と。

しかしそのグラフィックがね、思った以上に時間と体力と精神を消耗するんです。
いやホントね、絵師さんって偉大だわ~って思います自分で描いてみると。
もちろん才能の多寡はあるでしょうけど、それでもやっぱ皆さん、上手くなるまでには物凄い時間と労力の蓄積があるんだな~ってのが骨身に沁みます。
時に「絵描いて疲れたから絵描きで癒す」みたいな絵師さんていらっさるじゃないですか。あ~ゆ~メンタリティこそが、絵描きにとっては最大の才能じゃないかな~…なんて思いますね~…。


で、にわか絵師の陰陽さん(←バカ)はと言いますと、去年の11月からグラフィック工程に入った当初は、1日2シーン描ければ3か月で余裕で下絵は完了する、な~んて考えておりました(←バカ)。
でもねでもね~、実際2シーンどころか3シーン、日によっては4シーンくらい描けてたんですよ最初は。

と・こ・ろ・が………

日が経つにつれて、画力の方は馴れだか何だか知らないけど、少しずつでも上がってんじゃないのコレ?とも思えたんですが、それと共に1枚描くのに必要な時間はむしろどんどん遅くなってって、同様に描き終わった時の疲れも日に日に凄くて。

以前Twitterでとある絵師さんが仰ってたとおりですね。
上達する=早くなる、でもないし、上達する=サラサラ描ける、でもないんです。
あるいは今僕が通ってる過程の更にその先には、そういう境地も垣間見えてくるのかもしれません。でも少なくとも今の僕はまだその段階じゃない。描けば描くほど自分の絵の粗が見えるようになってくる。だからそれを潰そうとして、より細部まで一生懸命こだわって1本の輪郭線引くだけに何十分も費やしたりして、作画に要する時間も、精神&肉体双方の疲労もどんどん大きくなってく一方です。

(そういえば………昔将棋に凝ってた時があるんですけど、アレも強くなればなるほど一手の読みに掛ける時間は長くなっていきますね。
弱い時は先が読めないから一手に10分も考えること自体が出来ないけど、強くなるほど何十分でも考えられる。プロだと2時間くらいの長考も珍しくないですもんね)

またそんでもって、自分の絵に対する要求が上がってくるに連れ、過去に描いた絵がね、我慢ならんよになってくるんですよ。「これペン入れ前にもっかい大幅修正したいな」って。

正月跨ぎの休日に入ってからは、食う寝る以外はひたすら制作~!みたいに時間注ぎ込んでたんですけども。
疲労感と圧迫感が毎日どんどん蓄積してくもんだから、だんだん1日1シーン描くのもきつくなってきまして、こんなことやってたら一体いつ全シーン描き終えてリリース出来るかってプレッシャーの大車輪悪循環ですわ~ (;´ Д`)ノ………
毎日描きながら、「今からでも自分で描くの断念して貯金降ろして絵師さん探して外注して、描いて貰ってる合間に表仕事頑張って目減りした貯金分稼いだ方がア~たらコ~たら…」なんて~グダグダも毎日のように頭ん中に巡ってくるのを、BGMでPaint It Blackしながら乗り切った年越しでございましたのことよ。


そんな感じで煮詰まりまくっていたところに降りてきたのが、「前後編に分けろ!」ていう寝起きの神のご託宣だった、という次第で。

まぁ、見事リリース出来るまで「まだリングにも立ててないデビュー前ルーキー」状態なのは何ら変わってない訳ですが。
だけど、とりあえず前篇! それきちんと完成して表に出せた暁には、なんつーか、同人初心者としても、にわか絵師としても、一皮ズル剥けることが出来るんじゃないかな~と。

そんなこんなで、脱包茎童貞目指して、これからもシコシコ掻き描き続けま~す!


テキストの巧拙

未だ入院中。
病院トイレのウォシュレットの水勢を最強にして、肛虐調教を受けるおにゃのこの心情理解に役立てられないかと試してみたりしてる陰陽です。

ベッドの上のノートPCではグラフィック系の作業は出来ないので、ずっとテキストベースの作業や活動が続いてるのですが、
そんなこんなもあって、先日完成させた表&過去ルートのスクリプト&シナリオの文章としての出来栄えはどんなもんやろな~、という考えがしきりと頭の中で蠢いてます。

仕事の方で僕の書く文章には、割と特徴(クセ)がある、と言われることもあって普段から気を付けてるのですが、自分のクセって自分では分かりにくいんですよね~。
陰陽倶楽部としての作品には、極力変なアクみたいなモノは出さず、素直にエロに感応してもらえるようなシンプルで読みやすい文章を心掛けたい、と思ってるんですが…
どうも気分が乗ってくるほどに文語的な表現に傾いていく傾向があって、「こんなの若い女の子の使う表現じゃないよ~」と修正することも度々です。
また一方で、個々の書き手独特の文章のテイストというものが、エロさをより一層醸す芳香剤の役割を果たすこともありうるでしょうから、色気のないひたすら無味乾燥なテキストでもそれはそれでまたダメでしょうし。。。


見た目で一発で判断できるグラフィックに比べると、テキストの巧拙ってのは見えにくいし伝わりにくいですよね。

エラソーな言い方になっちゃいますけど、その分作り手の方にも(特に同人において)、テキストに対する感性や感覚に?が付く作品に出会うことがままあります。
(ていうかぶっちゃけ、つい最近そういう作品に当たってしまって、余計に今こうして考え込んでしまったんです)
でもコレって、とりわけノベルゲーにはものすごく大切なことだと陰陽は思うのです。

「てにをは」の使い方や修辞法の間違い、誤字脱字など、それ自体が作品内容に決定的に影響する訳ではない筈なんですが、でもそういう部分にミスや誤謬の多い作品って、内容読み終わってみてもやっぱり満足できないモノになってる確率が相当高いんですよね。
そういう作品って結局文章に対する練度を重視してないってことで、それが作品内容にまで反映されてくるんだろうな~、と思ったりしてしまいます。
極端な場合だと、ストーリー初っ端1行目の主人公の自己紹介出だし読んだ瞬間に、「あ、コレは、ダメかな…」と直感して、やってみたらキャラの名称まで誤字脱字だらけで内容的にもう~ん………てなっちゃったコトもあります。

こういう文章書きのトレーニングって、どうやったら磨けるんでしょうね?
グラフィックの方のトレーニング方法というのは、ネットの普及に伴ってある程度の導線が見え易くなってきてる感じがするんですが、
それに比べると文章の方は、なまじ誰でもどこでもいつでも書ける分、おざなりにしてる人、自分で自覚的になれてない人も少なくないのかなぁ、と感じます。
基本的には、書き手本人の読者としての体験量・読書量なのかな、とも思いますが、単純に物量でなく、言葉に対する感性みたいなものが生来的性格的にどれくらいセンシティブなのか、というのも影響してるのかもしれませんね。。。

まぁあるいは僕は少しそのへんナーバス過ぎて、一般の人から見たらど~~~でもイイような所にまで拘り過ぎてる可能性も無くはないけど。
喘ぎ一つでも、ココは「アッ」なのか「あっ」なのか「あッ」なのか「あ!」なのか、なんて悩んで何回も書き直したりしてるんです。


新人サークルの広報活動ってムツカシイですね~

スミマセン~。
最初にお詫びしておきますが、今日のはNTRには直接関係ない、ホントの雑文です。
しかも結構お堅い話(^^;

まぁTwitterアカウントオープンからようやく3ヶ月、ブログ立ち上げ1か月半、トップサイトオープンから1カ月未満のこのペーペー新米状況で、まだ広報云々なんか言うような段階じゃないんですけどね、、、ちょっと先を焦り過ぎかな、、、

そもそも肝心の制作物が1つも完成出来てない訳ですから世間様に相手にされないのは当然です。
ところが一方で、広報を図ってちょっとでもサークルをアピールしておかないと、その制作物が出来ても誰にも知られないんじゃ遊んでもらえない。
こう、鶏が先か卵が先か的な話で、結論的には、「どっちも大事」と思ってる次第です。

 

今まで2回ほどやってみたブログ連動のTwitter投票というのも、ぶっちゃけパブリシティ的な側面も考えてないといえば嘘になるのですが、
前回初めてやった時より今回投票数が1/3程度に減っていたというのは、これはちょっと戦略的に間違ってたんじゃないかなぁ、と反省しきり。
せっかくご投票やRTでご協力いただいた方々にも、何とも申し訳ない心苦しい気持ちがしています。

最初の回は週末金曜の夜から土曜の夜までを狙ったのですが、
今回はそれと比較する目的もあってあえて1日早く木曜~金曜で投票募集してみました。
結果、ツイートアクティビティのインプレッションを見てもちょうど前回の1/3くらいに激減。
(この平日:花金でTwitterのインプレッションは1:3、てのが正しいのかどうかは、今後検証してみたい課題です)
…インプレッションと投票数の比率が同じってことは凄く単純な話、要するに「見て頂ける機会を増やすしかない」ていう至極アタリマエの結論に落ち着くという。

じゃあ具体的にどうやるのかというと、今意識してるのは2点あって、

  • サイトの有用性を高める。
  • ビジュアルな印象を重視する。

1つ目は、とりあえずブログの内容充実ですね。
プレイしたゲームや購読したマンガの感想文とか、もっと積極的に出していかないとなぁ。
あと「二項対立」シリーズもまだ結構ネタあるので懲りずに続けていきます。
(今後ちゃんと作品リリースして、サークルの知名度が上がってくるにつれて、同じ質問で2度3度とTwitter投票繰り返してみたい、なんて下心もちょっとあります。投票数全体の増減で結果に差が出るかどうか検証してみたらどうなるんだろうなぁ、と考えたりしてて。
NTRとはホント全然関係ないんですが、こういう統計分析みたいなのって個人的に興味あるんですよね)

2つ目の方は、とにかくちょっとずつでも(自分自身の練習も兼ねて)絵を描いてアップする習慣付けをしないとなぁ、と思ってます。
僕の脳ミソは一点集中型で、何かに没頭するのは嫌いじゃないんですが、その一方でその集中を途切れさせられるのが凄く苦痛、
なので同時に2つ3つのコトを並行してこなすのがひどく苦手で、今はシナリオの第2稿に没頭してるのでなかなかお絵描きの方に思考を切り替えられないでいます。
そのせいで長らくpixivの方にも画像投稿してないし、
とにかく絵を上達させる絶対条件は数をこなすことだと思ってるので、それが出来てない現状に焦りも感じてます。

 

もちろんこうした広報活動頑張るの手前に、大前提として一日でも早く作品を仕上げてリリースすることが最も大事なのは言うまでもありません。
(…てなコト考えてたら、こんなツイート拝見してガクブルしたりしてるワケですがw)

 

最後に、「有用性を高める」の指針に沿ってw、ネットコマース等考えるうえで勉強になった本を1冊ご紹介。
『商品を売るな コンテンツマーケティングで「見つけてもらう」仕組みをつくる』
このサークルを運営していく上でも、Webでの広報活動を行う上でも、考え方の一つの指針にさせて貰ってる本です。


進行報告

………と銘打ってはみたものの…表向きにはあまり大々的に書くような進展は少ない今日この頃です(´。`)
とはいえ自分の中では凄く重要なステップを踏んでると思ってます。

先日の『ご主人さまにあ』のプレイで自分の書いたシナリオの未熟さを痛感し、今は大幅な校正・リライトと加筆をやっています。
手がけはじめていたシステムまわりの組み込みとグラフィック描きの方は、一旦ペンディングです。

僕は自分が書いた同じシナリオでも、読んでいて「いいね」と思える時と「ダメだね」と白ける時がバイオリズムみたいに行ったり来たりします。
初稿を書き上げた直後は一種の興奮状態で「いいね」のピーク、傑作をものしたつもりになって部屋の中でクルクル回ったりしてた訳ですが、
それから一か月も経って冷静に客観視できるようになってくると、まるで新人の持ち込みを冷徹に仕分けする編集者のように「あ~まるで使えませんねコレじゃ」と突きっ放したモードになってきました。

「NTR特有の焦燥感や痛みが全然伝わってこないじゃないですか? コレじゃ単なる脅迫レイプですよ」
「………仰るとおりです………」
「せっかく過去と現在という二本の時間軸で物語が動く構成になってるのに、それが全然活かされていない。無駄にややこしくて散漫なだけです」
「………ごもっともです………」
「アナタが描きたいモノって本当にエロなんですか? それとも中途半端なサスペンス小説の真似事がやりたいんですか?」
「……………エロが………描きたいです……………」

…と、こんな感じで自分の中で新人作家と編集者の対話、というより一方的な叱責が続いています。

でもまぁ一人でやってる以上、この自分の中での人格分離からの意見交換って、やっぱり凄く大切です。
とにかく今は「編集者」のお眼鏡に適うシナリオにするべく、うんうん頭を悩ませています。


ひょっとしたら寝取り男の属性は、当初の予定から劇的に変わってくるかもしれません。
僕の本来の性向からすると予想外の人物像が浮かび上がってきてるんですが、この物語の中でこのヒロインを寝取り堕とすならこういうヤツでなきゃダメだろう、的に必然的にキャラ像が変化してきてしまいました。
佐原ver.1アップ佐原ver.2アップ
「汚っさんNTR」は今回は見送りにするしかないのかな………

しかしこうなってくると台詞まわりや状況設定なども一部書き換えざるを得ず、
また更にこのメイン寝取り男が本来担うはずだったポジションを肩代わりさせる為に、別キャラの人物造形にも変化を加える必要が出てきます。
まるで掛け違えたボタンを順繰りに一個一個掛け直していってるような感じで正直ヒーヒー言ってますが、
今となっては初稿のままリリースに持っていくことは最早考えられないので、やるっきゃない!です。


ヰタ・セクスアリス…のようなもの

最初はINTRODUCTIONに入れていた自己紹介的な文章ですが、どうもあそこに置いとくのもコウルサい感じがしましたので、ブログの方に移動します。


思い返すと思春期…あるいはそれ以前から、悲恋モノが好きだったように思います。
見た目が子供っぽい割には早熟で、小学生の頃からエロっぽいモノも色々見てたような気がしますが、
今になって記憶を手繰ると真っ先に出てくるのはアダルトもの成人ものではない、一般小説やマンガの中に時折垣間見えるエロティックなシーンに異様にドキドキと酩酊していた想い出ですね。
山岸涼子先生の『日出処の天子』の刀自古郎女とか、中学の図書館で借りて読んでた志賀直哉の『暗夜行路』に突然出てきた奥さんの浮気場面とか、あのあたりが僕のヰタ・セクスアリスかなぁ…なんて思います。

愛する人に愛されない悲痛だとか、想う人が奪われる絶望だとか、それで自棄になって道を踏み間違えてしまう人の弱さだとか、、、
そういうのに心が震えるというか、気持ちに食い込まれるというか。

何でなんでしょうね? 自分にもよく分かりませんw

昔から下着ドロや痴漢といった、社会的認知を受けられない性癖を持った人たちのやらかす事件等々目にしてしばしば感じていたのは、
「あぁ俺は少なくとも法的に赦されないこの手の性的嗜好じゃなくてヨカッタ」みたいな、やはりこうして言葉にしてみるとどこか歪な、上から目線の同情と憐憫と嘲笑の混じり合った感情でした。
ただ……そういう人たちがそういう性癖なのも、僕がこういう体質なのも、殊更自分の意志で選んでそうなったって自覚はないんですよね。
きっと性癖に関しては、正常者も“異常者”と言われる人たちも、みんな「気付けばそういうのが好きだった。」
たとえばそれが「病的」なモノで「矯正」出来るモノであったとしても、その結果自分が変わってしまうということは、それ以前の自分は「喪失」されるコトになるわけで、そこにはやっぱり、何らかの哀しみが伴うように思えて。
その「矯正」がもたらす幸福がもしあったとしても、歪みを抱えたまま煩悶する人生に比べたら、或いはずっと薄っぺらいモノになってしまわざるを得ないんじゃないか………なんてね。
つまりもうこりゃ今更ど~しょ~もないな~、と諦めて開き直ってそういう自分の変態性も愛でてやろう、よしッエロゲ作るぞ!と決意したのがごくごく最近のコト、当サークル誕生の経緯であります。

「壁と卵があったら、壁にグチャッとぶつけられて割れた殻からドロドロ内容物を壁面に滴らせる、そんな卵の側に立ちたい!」

………そうしてその壁に伝い流れる黄色い粘液を指で掬い上げ、口に咥えて舐めしゃぶる。
当サークルで作っているのはそういう最低の人間のリビドー垂れ流しの成人ゲーム、ということで、内容についてはご想像くださいwwwwwwww