『ぼくのおさななじみのCG集』by雨傘日傘事務所で、“NTR感”と“エロのインフレ”について考えた

ぼくのおさななじみのCG集DMM
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pixivの方で「その3」まで公開されている体験版の出来にそそられるものがありまして。
しかし一方でその体験版に、ちょっとした不安も感じました。

 「コレ………体験版としてはサービス良過ぎないかな………?」

NTRではお馴染み、鈍チンな主人公の目の前でヒロインが死角から弄くり回されるシチュは嫌いじゃありません(*^^*)
ありえないほどアホ過ぎるNTR男も、この際お約束ってコトでとりあえずスルーしましょうw
エロいからイイんです。お股から玉のように垂れてるお汁が堪りません(*^^*)
ヒトによったら、この体験版その1だけでひとつ「ふぅ…」と息が継げる感じです。

で、ワクワクしながら体験版その2へ進みますてぇと、、、

「あ~やっぱりそゆことして(されて)たのね(*^^*)」

と、陰陽ここで一息継いでワクワクしてページをスクロールしていくと、その日の夜の出来事が。。。

「な、な、なんだってェ~!(@_@;)」

い、いきなりソレですかもぅすっかり出来上がってるじゃないですかソコまでの過程はドコ行きましたか愛おぼえていますか晩御飯は食べましたか………

体験版でコレってことは、本編では一体何が語られるのか?
考えられるのは2パターン。
「ココまでに至る過程が、じっくりねっとり描かれる『あの時彼女は』の回想劇」
「『こんなのまだ序の口だよ~!』とばかりにどんどんエスカレートするNTR男の調教劇」
体験版から予想されるのは、やはり後者の展開でしょうか。

もちろん後者も嫌いじゃありません(*^^*)
が、日々変わらぬ平穏な日常の裏で、ネチネチ弄くられて開かされていくウブなおにゃのこの性を覗き見しる!それこそが変態陰陽の嗜好にばっちぐーなのでありまして。。。

しかしま、何はともあれ、体験版でこのクオリティですし、コレは行かずばなるまい!ということで、正規版に突撃!


で、スミマセン。以下ネタバレしちゃいますが、本編は、典型的な後者のパターンでした。
そして陰陽、考えてしまった訳です。タイトルにある“NTR感”と“エロのインフレ”について。

(未プレイでネタバレお嫌いでしたら、以下の感想文はスルーしてくださいm(_ _)m)

 

 

NTRモノの感想読んでると、必ずといっていいほど出てくる言葉に

「NTR感がイマイチ感じられなかった」

というのがあります。
この言葉を見るたびに、僕考えてしまうんですね。
「このヒトが言うところの『NTR感』とは、一体何を指しているんだろう?」
って。

拙ブログで時々やっているTwitterのアンケートなんかを眺めていても、NTRの形というのは千差万別、人の数だけ存在してるとさえ言えるのかも、と感じます。
が、それでも、NTR者全体の総意として「このへんは押さえといて欲しい」ていうクラウド的な核みたいなモノはな~んとなくだけど存在してんじゃないか、
そして果たして制作者としての自分が今書いてるお話は、その肝心の核の部分をきちんと捉えられてるんだろうか………?
、、、なんて不安に駆られたりもして。

そうして改めて考えてみると、陰陽個人のNTR感の核というのは、こと女性側に絞れば「ギャップ萌え」と「堕ちる過程」にあるんだろうなぁ、という気がしています。

ギャップってのは、日常や過去における女の子の常態と、エロに突入してしまった(させられてしまった)そのコの姿態との落差の付け方、ですかね。
それは単に、そのギャップが激しければ激しいほどイイ、てワケじゃなくて、こぅ……そこんとこに……うにゅ~ッと屈折して歪んでる感が出ててくれるとメチャメチャエロ萌えするというか………

………って分かんないですねコレじゃ(^^;
表現力に欠けててスミマセン。
でも正直言うと、ココは単純な文章で短く書きたくない気もするんです。
それを言葉を尽くして書きたいからエロゲのシナリオ一生懸命書いてるワケですから。

そして、楚々とした日々を送っていたヒロインが、どうやってエロの世界に引きずり込まれていくのか、ていうもう一つの核「堕ちる過程」。
もぅコレこそが陰陽の大好物!コレさえしっかり出来てれば僕オカズ無しでも何杯でも食え、、、じゃなくてご飯無しでも何回でもオカズになります(爆)


その点では、本作の体験版後の展開は、僕の個人的なNTR感とは少々隔たったものではありました。

ただそれでも、僕が本作を「面白い!」と感じられたのは、最後の最後に出てくるオチのページで、(作者さんがそのことをどれくらい意識して書かれたのかは正直分からないところもあるのですが)ヒロインや主人公の心理の中に、さっき書いた「うにゅ~ッと歪んでる感」を読み取れたからなんです。
そこのツボのところを考えるとこの作品、素材をよく言えば凄く贅沢に使ってる気がしますし、悪く言うと(偉ッそうでスミマセンが)「勿体ない」感もあります。

初心であどけないっぽいヒロインは主人公の幼馴染、ところが体験版でも出てくるように二人は過去少なくとも一度体を合わせた経験を持ってます。コレはNTRモノとしては少ないパターンじゃないでしょうか?
にも関わらず主人公はヒロインを「恋人」とは認識しておらず、妹みたいな感情で眺めてる。そしてそのことにヒロインは汲々とした切ない思いをしてたんだろうなぁ、という風情がストーリーから伝わってきます。

彼女のそうした主人公への想いがあったからこそ、あのラストに繋がっていく………こんな切ない男女関係ってNTRモノとして、絶好の御馳走素材じゃないですか?

おそらくNTL男は、そういうヒロインの心情を利用して付け込んできたんだろうなぁ、という「描かれなかった過程」に妄想が捗るんですよね。
本作では(敢えて?)語られなかったその部分にこそ、僕のNTR感の核はあるので。
もう色々考えてるだけで、自分の中で本作の同人サイドストーリー1本書いてしまいたくなるくらいにw

本編では早晩NTL男はヒロインをポイ捨てにして物語から退場してしまうのですが、僕本作に限ってこの点結果的にはマイナス要因にはなりませんでした。それはヒロインの「歪み」の前では、こんなチャラNTL男なんか所詮モブでしかなかった、と思わせられるからです。
(一方、寝取られて初めて主人公は自分の中にあったヒロインへの気持ちに気付いて、必死で走るも既に手遅れ………このへんの「どうしょうもないダメさからくる敗北感」というもう片っ方の性、男サイドのNTRのツボは、本作は丁寧に描いています。作者さんのNTR感の核は、むしろコッチ側にあるのかな)

そうしてNTL男が消えたその後もヒロインの迷走はどんどん度を越していく。
その弾けっぷりも、あのラストを介して、一人称主人公に対する彼女の切ない心情に出発点があったのだと気付かされると、また「うにゅ~!(ノωヾ)」と身悶えてしまいます。
そのへんももうちょっと、エスカレートするエロ行為の過程にウェットにさりげなく伏線とか仕込んでて貰えてたら、一層萌えられたかなぁ、と。


そうしてようやくもう一つの課題、「エロのインフレ」ってところに話が辿り着きます。

コレはいわゆるアレですね、ストーリーが進むごとに対戦相手がどんどん強くなっていって、最初の天下一武道会とか神龍とか七神球集めたら願いが叶うとかそのへん一体何だったんだっていう…(°O゜)☆\(^^;)コラ

誰しも、エロのデッドラインってあると思うんですよ。
たとえばアンチNTRのヒトにとってはNTRって設定自体が許容範囲の埒外にあるニックキ対象である訳ですし、
アナルはダメ、スカはダメ、アヘ顔ヒョットコ、ボテ腹にフィストに触手にニプルファックにリョナ、グロ、改造………etc.etc…何でもござれって人の方がむしろ少数派じゃないでしょうか?

もちろん僕にもデッドラインはあります、ていうより、かなり僕のデッドラインは低いんじゃないかなと。

エロス(性)を突き詰めていくとタナトス(死)に近付いていく、と言ったのは精神医学の元締め、エディプスコンプレックスの髭のオッサンですが、
あまりにエロの度が過ぎてしまうと、最早そこから先はチンコ勃たない領域に突入してしまう訳で、このセーフゾーンとデッドゾーンの領域地図がこれまた百人百様だからあまりにアグレッシブなエロ制作は甚だムツカシイ冒険なんだろうなと思われます(^^;

もっとも本作に関しては、今時のエロものとしては、それほど過激でチャレンジャブルな展開をしている訳ではありません。
さっき上げた変態的性的嗜好の大半は本作では描かれてませんし、もう今時二穴挿入くらいはお茶漬けみたいにサラサラかき込んでしまえる人も少なくないでしょう。
(…エライ時代になったものです(^^;)

ただそれでも、僕には本作の後半は、なぜか既に「エロ」の対象ではなくなってしまってたんですよね。

たぶんそれは、ユコちゃんが既に本作なり彼女なりの「最果ての場所」まで到達してしまった感、出来上がってしまった感を感じてしまったせいじゃないかという気がします。
さっき書いた「エロの許容地図」の領内にあっても、何ていうか、「もうこの先は(少なくともこの物語の世界観の中では)無いな~」という一種の安心感みたいなものを覚えてしまうと、最早昂奮に繋がらなくなってしまう。。。
じゃあだからといって、こっから先もどんどんエゲツナイコトしてください、て言ってるかというとそれも違うし。。。
こう…ビミョ~に突き崩してってほしいんです。あんまりガッとやられても痛いばっかでキモチヨクないの。ちょっとずつちょっとずつ、押し広げられていくのが快感なの♥
…いやはや何とも贅沢というか、ワガママですね、我ながら。

結局のところ、僕がエロ作品を愛でる所以って、この自分の領域図の一番外側の先頭痴態…(て上手い変換しよるなIME)戦闘地帯にあって、ちょっとずつ自分の版図を広げていく(広げられていく)「前線開拓」にあるんじゃないか、と思ったり。

要するに、「堕ちていく過程」を、自分自身を対象として弄んでる感がMでもあり同時にSでもあって楽しい訳でしょうねw


こうして振り返ってみると、本作で一番「エロ」かったのは、実は体験版でとし君に見られながらおまんこイタズラされて耐えてた、ユコちゃんの心中にあったであろう失望と落胆だったかもしれません。

ただそんなふうに言えるのも、本編を最後まで読み終えてあのラストを見たからこそなワケで、こういう「グルッと回って原点に戻るエロさ」というのが、決して許容面積の広くない僕のエロ領域図の中にあって、ホットスポット的に巣食っている敏感ポイントであったワケで。

脳内エロ領域図ってこんなふうに、単に二次元的に広がってるだけじゃなくて「ここのポイントは高い」「ココは凄く敏感」みたいな、場所ごとの高度差感度差ってのもあるんですよね。
そのへんの触れ具合が人により作品により違ってくるので、みんなそれぞれに「合う作品」「合わない作品」てのが出てくる。。。

本作は僕にとっては、何だかそういうツボにハマる部分で「肌が合う」印象を受けた作品だったのでありました。


「『ぼくのおさななじみのCG集』by雨傘日傘事務所で、“NTR感”と“エロのインフレ”について考えた」への1件のフィードバック

  1. あ、そうか。
    女のコが男のエッチに対して「上手い下手」「合う合わない」てやたら言うのもコレと一緒で、女性の感じるポイントって(抽象的心理的にも具体的肉体的にも)人によってズレや違いが大きいからなんだろうな。
    男はその点、チンコに集中してるからずっと単純で単調。

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