NTRを大まかに分類してみる(1)NTRとNTL

以前のエントリー『制作中の処女作について』で、思いつくままにNTRキーワードを列挙してみましたが、これを早い時期に整理して、加えて当サークルの傾向や指向性みたいなものもお伝えしておきたかったので、ちょっと順を追ってまとめてみようかと思います。

なお最初にお伝えしておきますね。
今後、分別を分かり易くするために主に二項対比的な書き方を致しますが、どちらがNTRとして「正しいor間違っている」「こうあるべきorべきでない」等の主張をするつもりはありません。
これらは個人の性的嗜好に依る好き嫌いの問題だと思いますので、当サークルがどちらかの立場に偏ってくる傾向があっても、それはあくまで陰陽が「好き」でそちらの方向に行ってるだけで、それが正解である等と考えてのことではない、という点はご理解ください。

さて、それでは行ってみましょう。

●NTR(寝取られ)←→NTL(寝取り)
筆頭に来るのはやはりコレでしょうか。

(そもそも「られ」をRで、「り」をLで表記する、という事自体、それほど汎用化・慣習化してる訳でもありませんが、この際それは本筋ではないので、置いといて)

一般的には「寝取られ」の方が知名度が高いですよね。以前はNTRって一種のマゾヒズム…と思ってましたが、最近はもうちょっと話はややこしそうだなと感じるようになりました。
SM傾向について関連ワードでググると、男性にはMよりS気質の方が圧倒的に多いようですから、単純にNTR=M、NTL=Sと結びつくのなら、NTRよりNTLの方が人気出そうにも思えるんですよね。しかし実際にはNTRの方がクる!て人が多いのだとすると、やっぱMの人が選択的に集まってくるジャンルってコト?
…でもそれもどうも腑に落ちないんです。というのもポジションの切り替えでRでもLでも好きな立場で見られるのがこのジャンルの特徴だと思うので、Sっ気満たしたい人は寝取り側で楽しめる筈で、一方的にM傾向の人とNTRの分布エリアが重なってるとも思えない…。

で、我が身で考えてみると、NTR・NTLどっちの作品やるにしても自分の中のS要素とM要素を同時に刺激してる感じがします。
多くの作品で完全にどっちか目線で眺めてるというより、むしろ自分のエゴを分離させて両方の視点を跨ぎながらその矛盾を性的な娯楽に変換して(*´Д`)ハァハァしてる感じ。
「バカはトラレても仕方ないんだよ!ヒャッハ~ヽ( ゚∀゚ )ノ」て嗤いながらシコりつつ「あぁ~トラレた~!(((つД`)ノ」て身悶えしながらドピュドピュしてる、みたいな。

無論、NTR男+NTL男に加えて、NTRれ女のヨロメキにも(*´Д`)ハァハァしてますよ。発情してる女を眺めてコッチも発情しる!あくまで基本はそこですから。

となると、男女間の三角関係の全てに感情移入して一人マルチアングル化してるのが僕のNTR鑑賞スタイル、ということになるのかな。
うむ、何か結構贅沢な娯楽であるような気がしてきたw


陰陽は元々性的にはSの人でした。

レイプもの調教もの大好き! 右の頬を打たれたら左右の頬に往復ビンタ噛まして縛って吊るして蝋燭垂らして突っ込んでゴメンナサイゴメンナサイと哀願させたい!

なわけで、NTR作品も最初は寝取る側に感情移入してたように思います。
NTR作品の主人公は一般的に善良でヘタレな方が多いですから、NTL男になりきってそういう御仁を思いっきり嘲りながらソイツの嫁さん彼女をチンコでアンアン平定してガハハハ~!ヤッたったヤッたった~!…ってプレイ中は鬼畜な笑顔が顔面に貼り付いてる感じでした。

それが変わってきたのはリアルでNTR側に近い実体験してから………おっとっとあかんあかんコレはコレ以上書かんとこ(^^;;; まぁでも、『ヰタ・セクスアリス…のようなもの』ってエントリーでも書いたとおりで元々そっちの素養はあったのだと思います。
最近はNTR側にもしっかり感情移入して「分かる!分かるぞその辛さ!(/TДT)/」てウルウルしながらはぁはぁしてますね。昔に比べると随分優しくなりました。(いや違う!もっと鬼畜化したのだ!)

しかし自分のNTR嗜好の根っ子にはやっぱりそういうサディズム成分も多分に含まれており、とにかくヒロインを可哀そうな目に遭わせてあげたい(爆)願望が真っ先にあり、正直言うと男は後回し。NTR者としては純度が低いのかなぁ、と思うところもあります。
NTR、NTLどちらの立場で書いてるのだ、と問われると、両方です、とでもお答えするしかないのですが、裏返せば中途半端になってしまいがちなジレンマは日々感じております。
そのあたりが作品に出てしまった場合に生粋のNTR者の皆様には厳しい評価を受けてしまうかもしれない、という畏れは処女作制作中の現在、常に胸の片隅に抱えておりますね。


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